春ライブのコンセプトをご紹介します

スポンサードリンク

2016.4.24(日)
☆梶原秀剛プロデュースVOZ PRESENTS JOINT LIVE 2016☆
☆8組のアーティストによるJOINTライブに出演いたします。☆
開場15時 開演16時 ¥3、000縁+1drink
☆約30分間ほどのステージになります☆

チケットご希望の方、またお問合せこちらまで、
お気軽にメッセージしてください
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

咲く羅-サクラー 詞・曲・歌/ゑり音、編曲・ギター/梶原秀剛

 

ゑり音さん、今度はどんなライブですか?


初めての方からも
以前から来てくださる方からも
必ずと言っていいほど質問を受けるのがこの質問です。

今度はどんなライブなんですか?

 

ライブをする上で、何を意図してライブをするか?というコンセプトはとても大切な要素です。そのコンセプトを礎にして、内容を吟味して行くことになるからです。

今日は私の来月出演するライブのコンセプトと内容をご紹介しながら、

ライブには、こんな要素が含まれているんだなぁ

ということを垣間みていただきたいと思います。

 

私のライブコンセプトは3本の柱で作られています。

ゑり音の3本柱

ゑり音には3本の柱があります。

 日本の古典
 外国
 オリジナル曲

これら3つの世界を自由に行き来し、
さらにオリジナル曲では無国籍であり、多国籍でありという擬似的世界を、
”日本人としての自分で表現する、生きる”
というビジョンがあります。

 

★日本の古典

前回までのライブでは
 ”おぼくり〜ええうみ”という奄美大島の島唄
 ”正調・五木の子守唄”
そして、与謝野晶子の「みだれ髪」の一説をモチーフにした曲”君”

これらを日本の古典や日本を象徴する作品として歌っております。

そして、ステージでは和服を着るというスタイルも、日本を表現する方法のひとつとして考えております。

1.和服

DSC01694 (1)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この着物は、特別何の銘仙とか、有名な紬などという高価なものではありません。
母が日本舞踊の師匠としてお稽古着に使っていたものです。

プロデューサーの梶原秀剛氏も私も”昭和初期に普通に和服を着て生活していたおばあちゃん”をイメージしています(笑)

特別な日に和服を着るのではなく、
普段から和服を着ている女性。

今回のマンダラライブでも和服を着用致します

 ”曼荼羅に出る時は、是非これを着て歌いたい!”

と数年前に入手したものです。オークションで...(笑)

 

2.書物

今回は小説と詩集、2つの書物をモチーフに構成されています。

・短編小説は、堀井基次郎作『櫻の樹の下には・・・』

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

・詩集は、知香子作『月の旋律』

1929732_985866844827029_6371365762632306715_n

これら2作品を、ゑり音独自の解釈による脚本でお送りする

歌と語りの30分

となっています。

 

★外国

今回は表立ってのJAZZやPOPSなどの曲ではなく、
曼荼羅という場所と私のコントラスト、
そしてオリジナル曲で外国の雰囲気を感じていただけたらいいなと思っております。

もしかすると、ビールやカクテルを一旦テーブルに置き、
瑠璃色や藍色の瓶に入った日本酒を側に置きたくなるかもしれません(笑)

5504dbf4aefa9ca579659afc96180a66_s

 

★オリジナル

今回、オリジナル曲は...んんんんん〜ん
何曲だろう?(笑)

イメージとしては、

全体で1曲の歌になるような、
全体で一枚の絵になるような、

そんな感じに近いかもしれません。

 

ただ、このページの冒頭でご紹介した『咲く羅』。
今回満を持してデビューとなります。

・『咲く羅ーサクラー』

この曲は、プロデューサーの梶原氏に始めて聞いていただいたオリジナル曲です。

私が梶原さんの元に通い始めた理由は、

1.この『咲く羅』をレコーディングしたい
2.マンダラでのライブに出演してみたい

という、この2つが目的でした。

レコーディングにはそんなに時間はかからず、CD化されたわけではないのですが、録音することができました。

・・・ということは、

残るはマンダラライブ。

今回、マンダラで、咲く羅を歌えるという、
何とも贅沢かつ、当初の目的をも越える希望が叶えられることになりました。

 

女として、男として


 

私は歌を通して、ライブを通して

女としての生き様

を描きたいと思っています。

時に儚く、時に醜く、時に悩ましく、時に野蛮に

もしかしたら、男性が見たくない部分もあるかもしれません。
そして女性自身も、「私はそんな女じゃない」と耳を塞いでしまいたくなる瞬間があるかもしれません。

それでも敢えて、女としての強さも弱さも、私の一部分としての

 ”ゑり音”

としてステージの上で生ききりたい、そう思って臨みます。

 

♪ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

2016.4.24(日)
☆梶原秀剛プロデュースVOZ PRESENTS JOINT LIVE 2016☆
☆8組のアーティストによるJOINTライブに出演いたします。☆
開場15時 開演16時 ¥3、000縁+1drink
☆約30分間ほどのステージになります☆

チケットご希望の方、またお問合せこちらまで、
お気軽にメッセージしてください。

♪ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

ホイットニーヒューストンの神がかり的地声

今までの記事の中では何回も
”ミックスボイス”
という発声方法について語ってきました。

その代表としてご紹介したのが”YUBAメソッド”。

ではミックスボイスができれば、歌って上手くなるのでしょうか?
発声がきれいなら、歌はうまいのでしょうか?

 

ミックスボイスが手に入ったらできること

声帯とその周りの筋肉を短い状態で使う地声、

そして

長く伸ばした状態で使う裏声、

 

そのどちらの筋肉の使い方も、それぞれ訓練することで
地声が得意な低めの声を出す時には裏声の感覚を混ぜ、
裏声が得意な高めの声を出す時には地声の感覚を混ぜることで
低い音から高い音まで、一定の響きを保ちながら移動できる。

 

裏声の感覚とは声帯から息を漏らす=息を含ませた声、

地声の感覚とは声帯を締め息を漏らさない=息が混じらない声。

 

外国人アーティストだとセリーヌディオンはミックスボイスができる代表格と言われています。
日本人アーティストでいうと、アンジェラアキさんやスピッツの草野君

 

ミックスボイスとは、地声の要素と裏声の要素を、どの音程でも使うことができ、その効果として地声と裏声の境目で起こる換声点が無くなる技術...

とでも言えるかもしれません。

 

ホイットニーヒューストンの歌声

ホイットニーの歌声を、あまりご存じない方もいるかもしれませんね。
90年代にスーパースターとなり、マイケルジャクソンと方を並べていたDIVAです。

彼女はミックスボイスではなく、地声を張り上げて歌っていたsingerですね。
歌っているとき、顎がすっごく動いているんです。

 

以前は

「どうして彼女はあんなに顎が動くんだろう?」

って不思議だったんです。
みなさんやってみてできたらすごいです!

顎に力点があるんだと思うんです、彼女。
じゃなければ、ビブラートかける時に顎があんなに動くなんてありえない!

でも地声がかなり強く、それと薬物使用のせいであそこまで強靭な地声を張り上げることができたのかもしれないのですが、天性の音域を持っていたので、本当に神業だったんだなぁと思います。

そうなんです!

ミックスボイスが生み出した歌声ではなく、彼女の歌い癖が創り出した産物=神様からの贈り物なんです!

 

WhitneyHoustonホイットニーヒューストンというジャンル

彼女が世に出る頃、有名な洋楽の女性シンガーと言えばシンディローパー、シーナイーストン、オリビアニュートンジョン、あたりかな?

高いキーでパワフルに歌うという意味ではアレサフランクリンやチャカカーン、ユーロビートだとシェリルリン。

さすがにそれぞれ独特な個性を放っていますよね。

その中でも、「Saving all my love for you」を聴いた時は本当に衝撃的でした。今まで聞いた事がない声、歌、パワフルさ。

そして・・・
今から思うと、そこにはどうしようもない枯渇感や淋しさに似たものを感じ取っていたのかもしれません。堂々として笑っているんだけれど、ずっと何かを追い求めて探しているような必死さ。

単純に上手いとか、声量があるとか、音域が広いとか、、、そんなくくりではない、全く違うジャンルのよう。
それは、いつもどこかで命がけで歌うホイットニーヒューストンというジャンルだったのかもしれません。

 

声が出せないWhitney

復帰を果たしたWhitney。

この映像は恐らく、復帰してそんなに経っていない頃だと思います。

本当は、復帰したての頃の映像、歌声を見ていただきたかったのですが
あいにく数年前にごっそり削除されてしまいました。

声はかすれ、がなり上げる声、必死に歌うWhitneyの姿。

奇麗という言葉とはほど遠い彼女の姿。

でも・・・

その”生き返ってきた”彼女の歌う姿に、私は感動せずにはいられませんでした。

声が出せないからこそ、彼女の天性の感性、リズム感が生き生きしてきます。
もしかしたら、復帰に合わせて、それこそYUBAメソッドのような発声を取り入れていたら、時間はかかってもこれほど酷くはならなかったかもしれません。

 

世界ツアーでの酷評

薬物の恩恵か、甘い呪いか、彼女の尋常ではないパワフルな発声は、復帰後にはみるかげもなく、恐らく、声帯と声帯の周りの筋肉は目も当てられないほどの状態だったと推測します。

私はさいたまスーパーアリーナでのライブに行きました。
アリーナ席、しかもVIP席。

しかし実のところ、チケットはあまり売れていなかったようです。
VIP席なのに、心ない方が何人かいらしていました。
彼女への野次とバッシング。

でも、日本でのライブはとてもよかったんですよ。
時間が短縮されたわけではないし、最初から最後までちゃんと歌えてたんですから。

スペインだかどこかの国でのライブは、気管支炎も患ったためにほとんど歌えなかったと聴きました。お客様の中には返金を求める人もいたと聞きます。

 

I’ll never leave,never!〜命がけで歌う

彼女はライブでこの言葉を私たちに伝えました。

I’ll never leave,never!

復帰以降、何回彼女はこの言葉を口にしたのでしょう...

私が生きるべきはこの道、この世界、このステージ。
だから私は二度と過ちは犯さない、私は歌い続ける。

そんな魂からの叫びだったように思えます。

かつての声じゃないこと。
かつでの姿ではないこと。
それは誰より、彼女が一番感じていたこと。
変わってしまった自分を曝け出そうと、この道しかないんだ!という強い意志。

ちょっと想像してみてください。
老いて変わって行くのではなく、誰から見ても”変わり果てた”姿で表舞台に立つ勇気。

金銭的に困ったんだろう、、、だから歌しかなかったんだよ。

そうかもしれません。
そうだとしても、針のむしろを覚悟で、わざわざ傷に塩水をしみこませるようなことを、誰が好んでするでしょうか?

命がけで歌う歌手、WhitneyHoustonの誕生。

私はさいたまスーパーアリーナでのライブを見たとき、彼女が生きていてくれることに、心から感謝しました。その気持ちは今でも変わっていません。

 

ミックスボイスは万能じゃない

whitneyがミックスボイスに長けていなかったから、あれだけ世界中を振るわす歌が歌えたんじゃないかと私は思います。

それが私の感じた枯渇感と寂しさにもつながっていたのかもしれません。
確かに、ミックスボイスは歌い手が歌手として歌える寿命を延ばしてくれます。

でも、

だからと言って、ミックスボイスは万能じゃない。
1つの手段であり、道具でしかありません。

例えば、Whitneyが歌うAllways Love You。
もし、ミックスボイスで朗々と歌い上げてしまっていたら、あの緊張感を彼女は醸し出せていなかったかもしれません。

本当なら、ミックスボイスは使えるけど。今は使わないの・・・くらいに選択肢として、地声も裏声もミックスボイスも、自分の裁量次第でいかようにでも組み合わせて表現できるっていうのが理想だなぁと思います。

 

スーパーボウルでの国歌斉唱

最後に、ホイットニーが1991年のスーパーボウルで担った国歌斉唱の動画をご紹介します。私の体中の細胞が喜びに満ち溢れてくるような、そんな歌声です。

 

 

まとめ

地声をかなり強く高音まで歌い上げるホイットニーヒューストン。
その地声はまさしく神がかっています。
顎が強靭だったのでしょう。

ミックスボイスという概念は恐らく黒人の発声法がヒントになっているのではないかと思います。声帯と声帯の周りの筋肉の弾力、柔らかさ、厚み・・・。
普段から声帯の周りの筋肉を使う言語=息をたっぷり使い、子音をふんだんにつかう言語。

しかし、ホイットニーは彼女だけが持っていた歌唱能力、高音まで強められる地声と小さい声で使われる裏声。その絶妙なコントラストがホイットニーワールドを作っていたと私は考えます。

多くの人々が憧れ、でも決して手の届かない、自分のものにはならないあの歌唱力。

でもだからこそ、もっと追いかけたくなる。

正しい発声法を超えたものがそこにあるから。

 

スポンサードリンク

松田聖子の高音はもう出ない?紅白で歌った赤いスイートピーが酷かったワケ

注)私は、中学生の時から聖子ちゃんファンなもので、かなりひいき目にこの記事を書いております。

 

2014年、
そして2015年と
2年続けて紅白歌合戦のトリで歌った松田聖子さん。

2014年の紅白を終えた時、聴こえて来たのは

 ”高音が出なくて酷い歌!”

 ”あの溜めた歌い方、もう聖子も終わりだな!”

という批判でした。
 

 

紅白歌合戦での松田聖子の姿

2014年「あなたに逢いたくて」

一昨年の紅白歌合戦で聖子さんが歌った「あなたに逢いたくて」について、福山雅治がラジオ番組の中でこんな内容のことを言っていました。(完全なトレースとして言葉を起こせていなくてごめんなさい)

 

seiko2014

 

「紅白のトリは相当なプレッシャーを感じる舞台なんですね。あの松田聖子さんが声を震わせて歌っていたんですから。聖子さんって本当に歌が上手いんですよ。タモリさんにも『聖子さんってうた上手いですよねぇ!』って話したら『いあ、ほんっとに聖子ちゃんはうまいんだよ〜』って話になったんですよ。だから、紅白の、特にトリっていうのはすごく緊張する場所なんだなって痛感したんですよ。」

緊張している”という理由で 声が出なかった と、福山雅治がフォローしてくれてました。

そして2015年・・・

 

2015年「赤いスイートピー」

2回目ともなれば緊張も少しは和らぐんじゃないかしら?

だから、赤いスイートピー、期待していいかしら!

 

・・・なんてことはなく

恐らく彼女のファンは彼女より”緊張”していたのではないでしょうか?
頭をよぎる昨年の「あなたに逢いたくて」

seiko2015

恐らくこのショットは

「赤いイートピー♪」の 「」。

 

きっとね、すんごくキツイと思うんです。

こんなに頑張らないと 「スイートピー♪」って歌えない状況。

 

まるで100mを全速力で走った後で歌うような顔してますね。酸欠か、息切れ状態であるかのよう...

 

「なんであんなに溜めて歌うの?プロっぽく見せたいから?もっと普通に歌えばいいのに。」

 

というコメントを見かけましたし、コンサートに一緒に行った友人からも同じような言葉を聞いたことがあります。

いえいえ、カッコつけてるわけでも、演歌っぽく演出しているわけでもないんです。

そうしないと、溜めないと歌えないんです。

 

 ⇒今年、2016年紅白・・・どうなる?

 

松田聖子の声が出せない現状とは?

この頃はギリギリ高音を張って歌えていたんですね。

というか、松たか子さんは撮影しながら歌っていますけど、聖子さんは録音ですね、たぶん。

それでも 「シャツに」「咲いた」など、1つの言葉なのに、

 「シャ ツに〜」とか「咲 いた〜」って歌ってますよね。

元来、聖子さんって言葉を大切に歌う方で、よっぽど、それこそ走り回るライブでは1語内で息継ぎしたりはあったかもしれないけれど、不自然なブレスって、あまりしない方。

 録音でも続かないんだぁ、息・・・

って思いました。

Tear

高音を張って歌うためには、息を深く吸って、吸った息をお腹などの体の下の方におちつかせてから声にします。

そう、まるで凧を空にあげる感じです。

高く飛ばすためには、紐の端をしっかり掴んでおかなくてはなりませんよね?基点をがっつり定めないと、一緒に飛んで行ってしまいます。

今は、声を出すための仕込み時間が、普通よりかかるんだと思います。

また、高音部分まで地声で引っ張る歌い方なので、どうしても声帯と声帯の周りの筋肉が疲弊してしまいます。

高音ばかりか、比較的低い音域も、聖子さんは地声で歌うことが辛そうに見受けられます。

声帯の周りの筋肉が長い疲労の蓄積もあって、固くなり、伸縮が難しくなっているのではないでしょうか?

聖子さんがキャンディボイスになったのっていつ?

白いパラソル

私は初めて白いパラソルを聴いたとき、本当にびっくりしました。

今までの発声と全く違っていたからです。

『青い珊瑚礁』や『風は秋色』の頃は力強く声を張って歌っていました。ところが・・・

  ♪お願いよ~、正直な~♪

『白いパラソル』では、全体的に柔らかく、ちょっと地声を弱めて歌っているように聴こえます。曲のイメージや、新しい松田聖子というブランディングのためかなぁと思っていたのですが、どうやら、それとは違う理由もあったみたいです。

NHKの特別番組で藤井隆さんとのトークの中で、藤井さんが、聖子さんの歌い方や声について

「素敵ですね~」

みたいなことを言ったんです。そうしたら聖子さんが

「歌っていくうちに、だんだんだんだん声が思うように出なくなって、、、苦しかった」

というようなことを漏らしていました。

今聞き返すと、まず「白いパラソル」あたりで、松本隆さんが詞を手がけるようになった時を経て、そして『秘密の花園』あたりからキャンディボイスへの移り変わったように聴こえます。

恐らく、声が出なくなる過程で、松本隆さん初め、聖子プロジェクトチームが伏線をはりつつ、力任せに歌わない、歌唱力重視の大人の歌手へと育てようとしていたのかもしれません。

慢性的な疲れとの戦い

115047r

★スーパーアイドルにもたらされる過酷な状況

当時のアイドルは、だいたい一日に2-3時間の睡眠しかとれず、それも車の移動中などが多かったとよく聞きます。

やはりスーパーアイドルだったピンクレディーの二人も尋常ではないほどの多忙を極め、売れている時代の記憶がほぼないに等しいほど、まさしく馬車馬のようにかけずり回っていたと言います。

 売れている時がんがん稼がせよう!

 売れている時にどんどん仕事がしたい!

事務所側も本人も、必死。

松本隆さんや大村雅朗さんらのプロジェクトチームも、ノイローゼになるほどの重責を背負い続けていたと言います。

ヒットして当然の仕事だったからです。

経営側も、作る側も、そして当然歌う本人も、ヒットして喜ぶまもなく次のシングルを売るための次の戦い”が始まる・・・聖子さん曰く

「毎日レコーディングスタジオにいた気がする」

というほどの生活だったと言います。

seiko35

また、女性の体力で全国ツアーに回ることが、実はとてもとても過酷なことだということはご存知ですか?

売れていなければ開催できない全国ツアー。

ですが、その仕込み、無理なスケジュール、移動、食生活、睡眠、気候・・・どれも安定しない中のコンサート。

普通の生活を送っていても体調、特に女性の場合には婦人科系器官への症状が現れやすいですよね。

中森明菜さんが一時期、情緒不安定のような状況だったと見聞きしました。またマライヤキャリーもです。

全ての女性歌手の方が同じとは言えませんが、芸能界という男社会、資本社会の中で”アイドル=女の子”として男性の仕事をしなければならないというのは、想像を超えた苦難があったと考えられます。

★睡眠不足で歌いつづけるということの弊害

ところで、みなさんは徹夜明けで歌ったことって有りますか?

徹夜カラオケでもいいです。

私は、夜勤の仕事を3日連続でした時、仕事から帰った朝、試しに歌ってみたんです。

3日連続の夜勤だったので、3日間、仕事明けの朝毎にです。

歌うって言ってもカラオケ程度ですけれど...

1)初日

私、結構元気だわぁ!歌える歌える!
と思っていました。当時40代だったのですが、まだまだ大丈夫!いけるいける! ってな感じです。
悠長なもんです。

2)2日目

多少頭と身体にだるさは感じましたが、それでも よしっ!! と気合いを入れて歌えました。でも、曲数が減ります。激減ではないですが、歌っていて楽しいと思えることが少なくなったように思います。

3)そして3日目

頑張りたいけど、頑張れない。とにかくだるい
声が出せる出せないではなく、声を出す気力がなくなりました。体中の気力がごっそりそげてしまったかのよう。

気合いだ!やる気はないのか!

そんな言葉が通用しない状況。とにかく眠い

Tear

もし20代なら、1週間くらい徹夜が続いても歌えていたかもしれません。

でも、

そんな状態が続けば続くほど、体力があればあるほど

声帯や声帯の周りの筋肉にかかる負荷は相当なものになります。年齢が進むと、その負荷は右肩上がり。疲れという利子をどんどんつけて膨れて行きます。

でも、コンサートとなると体力と気力で補えてしまう・・・そして利子がまた増えて行く。

私は何十年もコンサートで彼女の生歌を聴いてきました。

時には「口パク」と批判され、ファンの間からも「ダンスしなくていいから、すべての曲を生で歌って欲しい」との声も多く上がっていました。

しかし、長く、できるだけ長く歌手として歌っていて欲しいのならそれもいたしかたないのだと、今は思います。

80年代、90年代と、音楽に活気があった時代に彼女はずっと歌い続け、コンサートで全国を回り、新曲を出し続けてきたのです。

聖子singles

あの時代に歌手として活躍し、かつ今も活動し続けている歌手はどれくらい残っているでしょう?

売り物になろうと、プロの歌手であろうとし続けている人。

売れるから歌う、歌うから売れる。そのループの中に長く君臨すればするほど、身体にかかる負担は雪だるまのように膨れ上がって行く。

今の松田聖子さんが声が出なくなっているのは、もちろん加齢もあります。でも、大きくな理由はあの当時に使い切ってしまった声帯と声帯の周りの筋肉の疲弊が大きいのだと私は考えます。

声帯はなかなかよくなりません。

きっと聖子さんにもトレーナーはついていると思います、だからあの程度で済んでいるはずなんです。

まだ歌っていてくれるだけで幸せだなと、私は思います。

注)私は、中学生の時から聖子ちゃんファンなもので、かなりひいき目にこの記事を書いております。

キーを下げると、元に戻すことが難しくなる理由

seikobikkuri

曲調を変えるためや、その日のコンディションで一時的に下げることはあるにせよ、苦しくて下げるのであれば、それを元に戻すのは一筋縄ではいきません。

聖子さんも、そして松任谷由実さんも、ここ数年でキーを下げざるを得なくなってますね。

キーを下げること自体が悪なのではなく、キーを下げてしまうと、それ以上下げられなくなり、結果、曲が成立しなくなるのです。

地声を使いすぎたために声帯や声帯の周りの筋肉が疲れ、自力では伸びたり縮んだり、開いたり閉じたりという動きをする力が無くなってきてしまう

キーを下げることで、同時に裏声にスイッチしていく、裏声も使うという回路も作っていければいいのですが、

キー下げると楽チン!

と、声帯と声帯の周りの筋肉が、あくまでも地声を使い続けることをよしとしてしまう。このさき、また疲労がたまり声が出なくなるとまた下げる・・・を繰り返す危険性があります。

本当は、土台作りから地道に、時間をかけて取り組みつつ、歌っていかれればいいのですけれど・・・。

商売となると、なかなか難しいものなんですね、きっと。

松田聖子が、本来の歌唱力のある歌手として活動していくために・・・

聖子shot

聖子さんがもともと持っている歌の才能。

声質、リズム感、記憶力、言葉のとらえ方、表現力・・・

それらを存分に生かすためには、私は 過去の作品を捨てる ということがとても重要だと思います。

 松田聖子に過去のヒット曲を歌わせない

ということ。

あの頃の曲は、すでに今の彼女には合ってないのです。音域も声量も、、、なんと言っても自分にとっても聴き手にとっても、その記憶とは完全に釣り合っていない

お互いに過去に縛られている。

80年代という、ある意味音楽にとってマンモス的な時代の呪縛を脱ぎ捨てる。いつまでも「赤いスイートピー」を歌わせることないと思うんです、私は。安泰路線を一旦は脱却する。

そういう意味でも、アメリカ進出はよかったんだと私は思っていました。成功するしないが重要なんじゃない。

例えば60歳を越えてからもなお、「赤いスイートピー」を原曲のキーで歌える歌い手であったら、どんなに素晴らしいでしょう!

歌が上手くなる方法<後半>でも提案した方法、

 自分が歌って、うまく聞える歌を歌う

という勇気が必要なんじゃないかと、私は思います。

永遠の

まとめ

長年、第1線で歌い続けてきた、本当はとても喜ばしい実績が、実は今の歌手・松田聖子を逼迫しているのではないかと私は考えます。

高音が出ない、声が出ないと紅白歌合戦の歌唱について批判を受けています。それは事実です。実際彼女は声を出せていません。過去の彼女と比べてというより、歌手として、声を出すということが苦しそうにすら見えます。

その点について否定するつもりはありません。

私は聖子ファンなので、松田聖子さんがありたい歌活動ができればそれで大筋いいのです。ただ、見ていて、聴いていて、今の松田聖子の歌唱が、必ずしも彼女が望んでいる状況だとはどうしても思えない。

松田聖子という歌手の功績も十分に認め、讃えるからこそ、ファン自身も彼女に対する姿勢や要望を考え直さなくてはならないのかもしれないと、そう思っています。

注)私は、中学生の時から聖子ちゃんファンなもので、かなりひいき目にこの記事を書いております。

東日本大震災後の大船渡へ松田聖子が歌った歌

今日、3月11日は東日本大震災が起こった日。

 

地震の起こる前、

空はまるで鉛のような、それこそノストラダムスの予言書にあるような

大王

が降ってきそうな重苦しい色。

異様な様相を漂わせながらその時を迎えました。

 

松田聖子さんの思い

「ありがとう」

アルバム『Cherish』の中に『ありがとう』という曲があります。

これは、震災の後、普通の暮らし、

好きな人を送り出し、そして迎える日常のあったかさ、そして大切にしたいという気持ちを歌った歌です。
「ありがとう」/松田聖子の歌詞
音源は既にYouTubeなどから削除されてしまい、試聴でしか聴けなくなっています。

 

けれど、この歌詞を読んでいただければ、

当時の聖子さんの気持ちが伝わってきます。

 

ボブジェームスとの大船渡コンサート

世界的JAZZピアノ奏者のボブジェームス

彼は「いわてジャズ2011」という、いわき市のJAZZバンドとの共演に向けて、曲を書いていました。

震災のため、そのコンサート開催も危ぶまれる中、自ら大船渡に足を運び、救い出された楽器とそしてJAZZ楽団のメンバーと開催を熱望していました。

 

確か、この曲はもともと楽器演奏のための作品で、「みんなでひとつになりゲンキに生きよう!」っていう、明るい曲調のもの。

しかし、彼のお嬢さんの提案で、その曲に詞をつけることになったのが、”歌曲”となったきっかけだったと記憶しています。

 

そのことから、日本人の女性シンガーとしてオファーを受けたのが松田聖子さんだったのです。

英語が堪能で、日本国内で彼女を知らない人はあまりいいないほどの知名度。そして素晴らしい声質と歌唱力。

それらの要素がオファーへと繋がったのです。

 

大船渡でのコンサートで、まず歌われたのがSUKIYAKI=上を向いて歩こう でした。

その模様の音源がこちらです。

 

 

そして、恐らくJAZZバンドとJAZZを歌ったのは初めてだったのではないでしょうか?

ボブジェームが大船渡のために作った曲 『Put Our Heart Together』 です。

 

聖子の歌唱力と声質と底力

『SUKIYAKI』と『Put Our Heart Together』、

この2曲を聴いて

 

松田聖子は歌が下手だ、酷い!

 

という方はいらっしゃらないのではないでしょうか?

 

紅白で歌った「赤いスイートピー」や「あなたに逢いたくて」で、目立って違和感を覚えたのは

 ”溜め歌い”・・・まるで演歌みたい

ほんとでしたね。

 

演歌のような歌い方になってしまう原因、理由は確かにあるのですが、

でも、

今回ご紹介した2曲『SUKIYAKI』と『Put Our Heart Together』をお聞きになったとき、

”溜め歌い”って気になりましたか?

 

「赤いスイートピー」や「あなたに逢いたくて」では、あんなに耳について酷かった溜めた感じが、曲を変えることで、そんなには気にならなくなる・・・

決してなくなったわけではないけれど、でも”ありかな?”って思える程度の感覚になってくるような気がします。

 

しかもジャンルも変わって、”JAZZ”っていう畑の中で奏でられていることも、功を奏してるんでしょうね。

 

彼女のオリジナルの曲は、みなさんに根強い印象を与えています。

かつての松田聖子ならこういう声で歌ってた

あの頃の松田聖子ならこんな風に歌ってた・・・

私たちは、自分の中にある 記憶 を聴いていることも少なくありません。

基本的に、CDが”正解”となって、私たちの耳にしみ込んでいます。

 

でも、例えばJAZZの場合はフェイクやスキャットといって、オリジナル曲のコード進行の中で、音を変えて歌う技術が存在しています。

演歌でも、いわゆる音符通りに歌うことが、逆に趣をなくし、情緒的ではない、感情がこもっていないなどという印象を与えることもあります。

例えば、森進一さんの「おふくろさん」。あの曲を、普通に楽譜通りに歌っていたのでは、全然魅力的じゃないですよね?逆に笑えるかもしれないけれど^^;

 

そういった背景もあって、『SUKIYAKI』と『Put Our Heart Together』の2曲を聴いている限り、聖子さんは、”自分の歌にする力と技術”ズバ抜けて優れているんだなぁとつくづく思います。

 

そして、演奏者や会場のお客様も含めて、自分の世界に引き込んで行く力も。

 

確かに、完璧というわけではありません。ところどころ、声も震え、音程も外れていたりします。

それでも、彼女が自由にのびのびと歌う歌を聴くことができたのは、なによりボブジェームスの寛大さ、技術によるところが非常に大きいですよね。

 

だからこそ、

聖子さんには今までのヒット曲から一旦離れて、違うジャンルを地味に歌って行くスタイルも、同時に持ってもらえたら・・・と想像せずにはいられません。

 

まとめ

東日本大震災でのショックな感情、一方で幸せなことへの尊さ。

松田聖子さんの中で一時は「音楽を続けていていいのか」という苦悩があったといいます。

それは他のミュージシャンも同じで、音楽が何になるのか?

という想いが否応なく押し寄せて来た東日本大震災。

そんな中、やはり自分には音楽しかない!と、また前へ進む。

聖子さんのように、思いがけず、外国アーティストからのオファーを受けることで、広く外国との繋がり、橋渡しをすることになったことは、ファンとしてとても嬉しく誇らしいことでした。

そして開かれた「いわき2011」というJAZZコンサートでの歌唱。

聖子さんの新たな可能性を感じずにはいられなかったコンサートでの歌唱。

今回は、聖子さんのオリジナル曲「ありがとう」そして、大船渡でのコンサートで歌われた『SUKIYAKI』『Put Our Heart Together』をご紹介しました。

 

 

 

桜を舞台にしたこんな歌、知ってますか?

咲く羅ーSAKURAー /ゑり音

 

往き交い過ぎ行く巡る季節の風の中で

この坂 桜雨 並木道に降り注ぐ

流れる時はいつからどこから誰の元に

私の明日はまだ見えない坂の上から

らららら歩いてゆく刹那の時刻迎えにゆく

この両手天高く広げながら

らららら手のひらに降り積もりし桜雨

花びらの重なりは時を映す

らららら歩いてゆく刹那の時刻迎えにゆく

この両手天高く広げながら

らららら手のひらに降り積もりし桜雨

花びらの重なりは時を映す

咲く羅の絨毯

桜の季節に

作詞/作曲 ゑり音 2009年

 

 

この音源はスタジオで試し録りしたもので、まだ未発表の曲です。

この歌の舞台は 伊豆高原 です。

伊豆高原には立派な桜並木が坂になっていて、上の方まで続いています。

さくらのトンネル

とも呼ばれています。

山の上の方には、泉郷伊豆高原ホテルがあり、そこへの途中にはプールなんかも見えます。

 

満開の桜の中を歩くと、絶え間なく桜が散って、まるで歌舞伎の舞台で、雪が降るシーンのように、実に奇麗に桜が雨のように見えます。

 

一度だけ、大嵐の中を歩いたことがありました。

しかも満開の桜の季節に、、、です。

雨も降れば桜も降る、雨も舞えば桜も舞い、雨に打たれりゃ桜も泣くっていうような、雨と桜のどんちゃん騒ぎ的光景でした。

傘は役に立たず、来てるものも持っていたショルダーもびしょ濡れ状態となってしまいました。

 

晴れでも雨でも

その桜のトンネルを通る度に、時間の経過を感じます。

未来はこの坂の上にあり、過去は今この坂を昇っている時に作られる。

だから、私は未来という過去に向かって歩いているんだ。

という、実感を得ることが出来るんです。

 

そんな想いを書いたのがこの 咲く羅 という曲となったのです。

 

櫻の園/松田聖子

この歌は 作詞:松本隆 作曲:大村雅朗 によるもの。

このコンビでみなさんがご存知の曲と言えば『Sweet Memories』です。

 

作曲者の大村雅朗さんは1997年に46歳の若さで逝ってしまいました。

もともと郷ひろみの曲を手がけており、聖子さんは郷さんの紹介で大村さんと出逢ったようです。

ただ、聖子さんも大村さんも同じ福岡出身で、しかもご自宅がとても近かったそうで、聖子さんはとても信頼なさってたみたいです。

それを感じることができるエピソードがあります。

 

OhanamiCuple

 

ある日、福岡の自宅にいた聖子さんは、ちょっとしたことから家族と喧嘩をしてしまい、その勢いで家を飛び出してしまいました。

向かった先が大村さんのお家。

いきなり自分の家に飛び込んで来た彼女に

 

松田聖子がこんなところに来たら、マスコミが何を騒ぐかわからない!彼女を守らないと!

 

と、彼女を諭し、無理矢理自宅に帰したそうです。

 

私もバカだったわよね。でも、他にいくところが思いつかなかったんだもの

 

聖子さんは後日、そんなことを口にしていたそうです。

 

当時、松田聖子と言えばスーパーアイドル

そんな彼女が、理由はどうであれマスコミの餌食になるような行動は決して避けなければならなかった・・・

 

いやー、焦りましたよ、ほんとに

 

と大村さんはおっしゃっていたそうです。

 

OhanamiCuple

 

その大村さんが亡くなって数年後。

松本隆さんは、大村さんの

この曲をいつか聖子に歌わせたい

とずっと暖め、実現しないままにっていた曲に詞をつけました。

 

それがこの 『櫻の園』 です。

 

大村さんとのことを思い出す聖子さんは

 

今は、独りで戦っているような気がする・・・

 

と語っていました。

 

そんな背景を感じながら聴くと、また違って聴こえてくるかもしれません。

 

 

経る時(ふるとき)/松任谷由実

千鳥が淵のほとりにフェヤーモントホテルが舞台となったこの歌。

私はこの詞の中の”時間”の描き方が、たまらなく好きなんです。

 桜が散る、時が過ぎる・・・だから 経る時。

ホテルは2002年に取り壊されてしまいました。

 

千鳥ヶ淵の桜並木、水面を埋め尽くす桜の花びら。

今までありもしなかった風景が目の前に広がる。まるで描きかけの絵画のように。

桜が咲くと、もしかしたら姿も見えてくるかもしれない...

年に一度だけ、老夫婦が待っているのはあの頃の息子達なのかもしれません。

私が待っているのは、二度と戻らない、あの頃の私なのかもしれません。

歌詞はこちらへ

 

 

京都物語/梶原秀剛

 

『京都物語』と聞くと原坊こと原由子さんが有名ですよね。

でも私はこちら、私が愛して止まない、梶原秀剛さんの『京都物語』をお送りします。

 

梶原さんの代表曲は、中森明菜さんへの提供曲『月華』や、火曜サスペンス劇場主題歌『体温』など。

もしかしたらカラオケで歌ったことがある、って方、いらっしゃるかもしれませんね。

 

この曲『京都物語』は、梶原秀剛さんがシンガーソングライターとしてデビューした時に作った曲。

最初はもっとスローでギター弾き語り曲だったらしく、CD化の際にはご本人としてもかなりイメージが違った仕上がりになったようです。

アレンジは井上鑑さん。

梶原さんは京都の大学に通っていたことから、京都はほぼ地元に近い存在だったみたいですね。

 

詞の内容は、遠距離恋愛ではなく、別れを選んだ恋人同士の桜舞うさよならの夜を描いています。

 

私はこの他この曲がお気に入りで、3ヶ月ほど、この曲しか聴かない時期があったほど。
私だけではなく、当時この曲に衝撃を覚えた方も少なからずいらっしゃったようですよ。

 

いよいよ、京都の桜が奇麗に見える季節となります。
京都の持つ、静かな情熱が、この曲から感じられて仕方ありません。

 

まとめ

桜をモチーフにした曲とその裏話の紹介をしました。

私、ゑり音のオリジナル曲「咲く羅」

伊豆高原の「さくらのトンネル」を舞台に描いた曲です。

 

・松田聖子『櫻の園』 

故大村雅朗さんが、生前「聖子さんに歌って欲しい」と書いた曲。大村さんの死後、松本隆さんが詞をつけ故人を追悼しています。

 

・松任谷由実『経る時』

千鳥ヶ淵を舞台に描かれたこの曲は、桜とともに、時間や時代の経過を見事に描いた曲です。

 

・梶原秀剛『京都物語』

京都の夜に別れて行く恋人同士の姿を描いた曲。京都のお花見に、もしかしたら彩りを添える曲になるかもしれません、、、

 

弓場徹先生のレッスンは効果抜群!YUBAメソッドはすごかった

今日は、声楽家であり教授でもある弓場徹先生とのボイストレーニングレッスン風景を振り返ってご紹介します。

2009年 衝撃的な歌声

私が弓場先生に師事していた頃の、最初で最後の発表会での音源です。

ピアノを弾いてくださっているのはピアニストでもある先生の奥様。

 

前日から発熱しながらの歌唱でしたが、歌い終わった後、弓場先生が愉快そうに手をたたいて笑っていらっしゃるのが印象的でした。

他の方々からはとにかく

「すごいっ・・・」

という声と、声も歌い方も

衝撃的な歌声

で、ある意味”迫りくる怖さ”すら感じた と評していただきました。

我ながら、これだけのパワーをこの1曲に込めることができる自分であることを幸せに思うとともに、そんな私を放し飼いの如く好きにさせてくださった弓場先生の寛大さに感謝です。
普通のトレーナーならこんなことはさせてくれません。
喉を痛める原因になるから・・・。

でも弓場先生がご自身のメソッドに自信があるからこそ、こんな無茶を許してくださいました。

この時があったから、今の私がいます。

 

 

間違いだらけの発声方法

君の発声、おかしいよね?

mic

23歳頃からボーカルスクールに通い始めました。10人を越えるボイストレーナーに習ってきたのですが、その中お一人から、私の発声についてこんなことを言われました。

 

「君の発声はおかしいよね?だいたい、話し声と歌声がそんなに違うって変だろう、普通じゃない!」

 

話し声と歌声って同じじゃなきゃいけないの?

私はそんなにおかしい?

話し声って何?
全人格を否定されているようなショックにさいなまれながら、次に何をしたらいいのかを泣きながら考えました。

 

 話し声は“地声”というものらしい。
 じゃあ、地声で歌えるようになればいい?
 どうしたら地声で歌えるようになる?

 

そんなことをきっかけに、私は地声とはなんぞや、正しい発声方法ってなんだ?と、その答えを求めて探すことになりました。有るときはボーカルスクール、ある時は本、有るときは耳鼻科のお医者様・・・

それから10年ちょっとたった頃、ある発声方法を試した男性のサイトを見つけました。

 

新しい発声論理との出逢い

理論Kokuban&lady

そこには声帯の構造から導き出した”発声方法”と”トレーニング方法”が載っていました。

 

「声帯を短く使う低い音域が得意な地声と、
 声帯を伸ばして使う高い声が得意な裏声と声には2種類ある。
でも声帯自体が自ら伸びたり縮んだりするのではなく、
声帯の周りについている筋肉が動いて声帯の形が変わる・・・・・・

 地声と裏声の換声点の不安定さを乗りこえるには
声帯の周りの筋肉を鍛える必要がある。
その方法は、地声と裏声を別々に鍛えること。
そしてそのときには大きな声を使って練習しないと、
付加がかからず、なかなか筋トレにならない・・・・・」

 

というような内容でした。(今はそのサイトがなくなっているのでうろ覚えでごめんなさい)

 

もしかしたら、これかもしれない...
 私がずっと探してた”声が出るメカニズム”

 

そこに書かれてあったのは、今まで聞いたことがなかった説ででした。

歌の上手い下手は感性だったとしても、声を出すということについては感性や才能ではなく、誰にもある程度の可能性があるはずだ、と以前から私は思っていました。それまでは地声から裏声に声が変わる換声点の扱いについては、少なくとも私は、どのトレーナーからも聞いたことがありませんでした。

 

もしかしたら私もこの方法で地声が出せて、裏声とのバランスがとれるようになるかもしれない!

 

その発声方法の提唱者が“弓場徹”先生だったのです。

 

弓場先生のレッスンってどんな感じ?

音符

載っていた連絡先に、すぐに、ほんとに読んですぐ電話をしました。

レッスン料は3016,000円+スタジオ使用料。

その金額に一瞬ひるみました。が、賭けてみよう!と心に決めたんです。
もしかしたら本当に私が探していたものかもしれない。
今まで多くのスクールに行き、トレーナーにかけてきたお金と時間に比べたら・・・

そして、たまたま1枠あいていた朝のレッスンに申し込みました。

 

弓場先生のレッスンはとにかくテンポが早く面白い!例えばこんな会話・・・

「君、音符読める?(私:いいえ)。」

「英語、できる?(私:いいえ)」

OK!音符読めなくても、英語できなくても歌えるからっ。大丈夫!たいした問題じゃない!」

「(発声の仕方が気持ち悪いと、言われたことについて)まあ一般ウケはしないけど、それくらいのことだから」

「君、アメリカ人と付き合ったことある?俺はあるんだけどね。

まあ、すっごくpassionateな人たちなんだ」

 

そして、あるレッスンの音源がこちら↓です。

時間が30分きっかりしかないので、部屋に入ってすぐ発声練習が始まります。

このレッスンは、入室後0:05あたりから始まり、

そして実際の歌唱指導は7:40あたりから始まりまっています。

 

 

弓場先生からの忘れられない言葉

恐らくこの先も私の力となり、勇気となってくれる言葉です。

 

「発声はいつでも教えてあげられる。
 けれど情熱は教えてあげられないんだ。」

 


この言葉はYUBAメソッン教室の発表会に向けたレッスン時にいただきました。

 

私が選んだ曲は、ミュージカル『ドリームガールズ』の中で、ジェニファー・ホリデーやジェニファー・ハドソンが歌った激情的な歌

115047r

 

自分から心が離れていく恋人に

言っておくけれど、あなたが愛してるのは私なのよ、あなたは私を愛するのよ、いい?わかった?

と、ちょっと脅迫ちっくな歌です。
でも当然、恋人は彼女を捨てるのです。そんなアメリカ人らしい肉迫が存分に描かれた歌は

And I am telling you,I’m not going

私はお世辞にも肉食系には見えないため、当初弓場先生は心配なさっていたようです。

 

ところが・・・

 

音取りが終わり、実際に歌い出したら弓場先生がびっくりなさって、挙げ句の果てには半笑いに近いお顔をなさっていました。
そして・・・


 「いやー、びっくりしたよ!
  見た目と全く違って、そのギャップがすごく面白い!!

  日本人は情熱的になることが本来苦手なんだ。だからこういう歌も合わないことが多いんだけれど、

   君にはその情熱がある

  発声方法はいくらでも教えてあげられるけれど、

  情熱を持つことは教えてあげたくても教えてあげられないんだ。

  当日は発声のことは一切忘れて、女王様になったような気持ちで堂々と歌いなさい

 

普通のトレーナーなら、なんとか体裁を整えようと、
正しい発声に近づく歌を選ぶと思います。

それにあの発声では、正直声帯にも顎にもかなりの力がかかってしまし、故障するリスクが高まるのです。

でも弓場先生は敢えて、発声の正しさより、私の情熱、個性を尊重してくださったのです。

その背景には、YUBAメソッドへの絶対的な自信と信頼があればこそ。

後からでも、私を正しい発声方法で歌わせることが出来る!という自信ですね。

 

その結果、発表会でのこの歌唱になったわけです。

 

 

私の考えるYUBAメソッドの可能性

音痴矯正

実は弓場徹先生は、日本でも、いえ世界でも数少ない

音痴矯正

のできるドクターなのです!

 

そもそも、音痴とは不治の病ではなく、

声帯の伸縮幅が少ないために起きる現象

そう、現象 に過ぎないのです。

 

声帯の伸び縮みで音の高低が作られるのですが、その高さの幅が狭いと、当然作られる音階も少なくなります。

 

例えて言うなら、

長さが3cmのゴムが2本あるとします。

それを定規の上において伸ばしてみたら

20cmに伸ばせるゴム と 5cmにしか伸ばせないゴム

であることがわかりました。

声は、声帯が伸びた時に高音が出ます。

では、ゴムが声帯だと仮定すると、どちらのゴムがより音域が広がるでしょう?

 

 

 より長く伸ばせる声帯(声帯の周りの筋肉)の方が、

 より多くの音階を刻め、発声することができる 

 

のですね!

音痴の方は、この声帯(声帯の周りの筋肉)の収縮率が、一般の方より低く筋肉が固いことが原因で起きると考えられています。

 

なので、

 

YUBAメソッドで声帯の周りの筋肉のストレッチをしましょう!

 

という方法なのです。

 

松田聖子さん

YUBAメソッドは、声帯の筋肉を鍛え、声帯の伸縮をスムーズに行うためのトレーニング方法。

松田聖子さんに、是非弓場先生のところで診断&メンテナンスしてもらいたい!

と前から思っているんです。
彼女はアイドル時代から、若さにまかせて声帯を酷使してきました。

時間はかかるかもしれないけれど、また原曲のキーで、デビュー時以上に歌える可能性だってあるんです!

松田聖子ファンクラブ会員である私としては、そして歌を生きがいとしている身として、切に思います。

 

まとめ

matome

 

☆弓場徹先生に師事していた頃の発表会音源をご紹介し、マイクなし、生ピアノ演奏バックで歌う臨場感をお伝えしています。

☆YUBAメソッドに出逢う道のりを振り返って、地声、裏声、ミックスボイスを意識し出したきっかけをご紹介しています。

☆YUBAメソッドの概要に触れ、その論理的な根拠をご紹介しています。

☆弓場徹先生のレッスンの様子や、影響を受けた言葉をご紹介し、弓場先生の人間像をお伝えしています。

☆私が考えるYUBAメソッドの特徴とその可能性をお伝えしています。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あなたの歌ライフに少しでもお役に立ちますように・・・

歌がうまい人ってどんな人?

mic

歌のうまさ

・・・この判断の大半は ”テクニック的に正しく聞こえる” という状態を指すことが多いように思います。

その ”テクニック(技術)”をちょっと分解して、一緒に眺めてみましょう。

歌がうまい人ってこんな人たち?

まずは・・・

MISIA
Superfly

玉置浩二、、、

みなさんもう重鎮級というか、ごっつううまいですよね。

 声量、ピッチ(音程)、リズム感、抑揚、歌の構成、アピール力、メッセージ性・・・

どこをとっても凄まじい!

 

そこで、ゑり音的に”歌がうまい人”について考察してみたいと思います。

 

紅白歌合戦 MISIAへの批判

MISIA

 

紅白歌合戦でのMISIAのパフォーマンスが話題になってましたね、年明け。

なんでも

 

上手過ぎて物足りない、何か伝わってくるものがない・・・

 

というものでした。

 

 

・・・要は、好きか嫌いか とか 聴いていたいか聴いていたくないか

ということなんだと思うんですよね。

 

発言の中には 正しすぎる歌 というコメントが見受けられました。

 

MISIA好きな方には、まったくもって光栄なことなんだけれど・・・

 

もしかしたら、伝わってくるものがない のではなくて

正しすぎる歌

というメッセージ、

 

平和への毅然とした姿勢

それを伝える覚悟

 

なんかが、伝わったのかもしれないですね。

 

 

平原綾香

平原綾香

彼女の歌唱力については色々、賛否両論あるようですが、私は”うまい”って思っています。

「平原綾香とMISIA、どっちがうまい?」

なんて、以前話題にもあがったみたいですね。

 

とにもかくにも、この2人は 声質が全く違いますよね。
そして、聴いた時に、聴き手がイメージする色風景感触も違うような気がします。

 

みなさん、聴き比べてみると面白いかもしれません。

お風呂で聴きたいのはどっち?そして曲は何?

とか

朝起きた時に聴きたいのはなんて言う歌?

とか

好きな人にムカついたときに聴くとスッキリする気がするのは?

とかとか・・・

 

女の子の場合、好きな人がMISIA好きならMISIAがいい感じに聴こえて
彼が平原綾香好きなら、平原綾香の曲が好きになるかもしませんねっ。

 

 

平原綾香「題名のない音楽会」での『天使にラブソングを』

Jupiterがヒットしていた頃のある日曜日、TVで「題名のない音楽会」という音楽番組に彼女が出演しているのをみかけました。
音楽大学での文化祭で彼女は『天使にラブソングを』の主役に抜擢されたエピソードから、劇中歌を歌っていたんですけれど、それが本当によかったんです。

 

ご存知の通り、彼女はサックス専攻。
ですがオーデションで選ばれたようです。
『天使にラブソングを2』のローリン・ヒルを彷彿させたのでしょうか?

 

それとも、声楽を専攻していないからこその”不完全さ”がピッタリだったかもしれません。
不完全さ
は、時に人々にとって魅力になります。

 

完璧ではない”という姿、一生懸命だったり、危なっかしかったりという姿が、もしかしたら”柔らかさ”を生み出すのかもしれません。

 

クッションも、固くてかっちりしたものよりも
柔らかい素材で少し型くずれしそうなもののほうが
気持ちよかったりしますよね。

でもそれは、聴き手が決めればいいことなんです。

 

 何を気持ちいいと思うか・・・

 

私は素直に、平原綾香さんはうまいし、魅力的だと思っています。
身体にしみ込んだリズムっていうのかな?

きっと彼女は、死ぬまでこのリズム感を持ってるんだろうなぁ

って、思わずにいられませんでした。

 

そして何より、彼女のもの”天性の華”。

嫉妬もできないくらい、素晴らしいです!

 

余談ですが...彼女の、特に高音の”とある発声”が、以前「気持ち悪い」とボイストレーナーに指摘された私の発声と似てるんです。恐らく、あの発声ができるのは、世界でも私と彼女くらいだと思います(笑)

福原美穂

福原美穂

ヒット曲はないものの、彼女、すごくいいですよ〜!

彼女は日本人の着ぐるみを来たアメリカ人なんじゃないかって思ってます。


彼女のファンの中には

”デビュー前の福原美穂は、本当に圧巻だった!まさに神!”

と絶賛していた方が結構多かったように思います。

 

プロデューサーの趣向で、

ちょっとソウルを意識し過ぎた発声やブランディングになってしまったようです。

 

こちらが彼女の無垢な天性の歌声です!

 

最近結婚なさったとのこと。
心機一転、ますます、期待したいです!

 

まさしく北海道の☆!

 

中島みゆき

意外でした?でも、超絶うまいです。

彼女のうまさは 上手さ ではなく ”旨さ” ですねっ。

 

私のプロデューサーと、みゆきさんが一昨年、紅白で

 ””麦の歌””

を歌った時のことで大いに盛り上がりました。

 

歌手というより表現者

 もう何も言えねえ。。。

そう思わせる魔術師のような歌唱力だと思います。

 

 

朝崎郁恵

この方、ご存知じゃない方も多いんじゃないでしょうか?
そして、この歌、ちょっと聴いてみてください。。。下手だと思いますか?上手いと思いますか?

奄美大島出身の芸歴うん十年の歌手です。

中島みゆきさんもそうですが、自分というジャンルを生きてるって素敵だなと、素直に思える歌い手さんの一人です。

 

 

“上手い”を分解すると、どうなるの?

階段かしげ猫

そうですよね、上手いって一言で言っても、その価値や定義って十人十色。一般的には、

 

音程が合っている
リズムが曲に乗っている
歌詞がしっかり聞こえる

 

あたりでしょうか。

ここまでは楽譜に忠実に歌えるというテクニックですね。

 

そこに

声量がある

音域が広い

が加わると、アピール力が大きくなります。

 

さらに前回ご紹介した

・地声と裏声とミックスボイスが使える

が加わると、

 

歌う側にとっては安定感が、
聴き手にとっては安心感が感じられると思います。

 

この“上手さ”は“巧さ”と言えるかもしれません。

 

そして最も判断が分かれる上手さの分野が

オリジナリティ

このオリジナリティとか独自性とか個性と言ったものは“才能”とも言い換えられます。

そういう意味では“上手さ”ではなく“旨さ”に相当するものかもしれません。

目指す“うまさ”の3コース

ぴこーん

さて、みなさんはどの“うまさ”を“どんな順番”で身につけたいですか?

聴いた方からなんと言われたいですか?ちょっとイメージしてみましょう。

 

ずっと歌いたかった歌や、あの憧れの歌を、

すんごく気持ちよく歌えたあなた!

 

ステージの熱気や大歓声に、自分でもびっくり!!そして初めてあなたのステージを見て、初めてあなたの歌を聴いた方から感想をいただきました。それを聞いて、あなたにはふつふつと自信が湧いてきています。

 

その言葉とは・・・?

 

 

 「さすが、基本の技術をしっかり身につけていて、本当に上手いですね!

 

 

声量もあるし音域も広いし、ゆったりと安心して聴いていられました。

 安心して聴けて、楽しめたよ。」

 

 

個性的ですごく楽しかった!なんか、歌ってる君が夢に出てきそうだよ。」

 

 

上手さとは、技術、演出、個性どれにも当てはまり、そのすべてで同時に発揮することができます。

歌い手がどういう意図を持って歌うのか、それを携えていれば、あと判断するのは聴き手です。

さあ、あなたは何をその歌に込めますか?

 

 

技術は大事

そう、技術は大事です。
自分という個性を、唯一無二の存在が表現したいことを表現できる技術。

マライアキャリーみたい6オクターブ発声できる技術は必要ないし、
ホイットニーみたいに力強い声量も必要ない。。。かもしれない(笑)

 

 自分はどんな楽器で、どんな音を出すことができるのか?

 

そして

 

 好きな歌と、うまい歌は違うことが多いです。

 

どういう歌を歌うかを決めるのも技術です。

焦らず
ひるまず
たゆまなく

自分という楽器が気持ちよく奏でられる技術を探し、見つけたいですね。

 

 

歌が上手い人〜海外デビューした日本人〜

ドリカム・吉田美和さん、
久保田利伸さん、
松田聖子さん、

みなさん海外デビューされてるんです。

そして、みなさん、

 

洋楽=英語の発音に合う声や、声の出し方

 

に変わったなぁと思います。

特に吉田美和さんと久保田利伸さんは、自分のジャンルや得意な曲調と発音を上手く融合しているので、その後、日本内でリリースした曲を歌っても、発声が元に戻らないよう思えます。

 

ただ、松田聖子さんの場合は、アメリカでリリースしていた英語曲の曲調と日本でリリースしている歌のジャンルがあまりに違うんです。

 

もしかしたら、もしかしたらですが、

あのままアメリカでリリースしたような、彼女の声質とリズム感を生かした歌を歌っていたら、もう少し状況が変わっていたかもしれません。

 

 

まとめ

matome

・歌がうまい と感じる歌手の方について

MISIAさん
平原綾香さん
福原美穂さん
中島みゆきさん
朝崎郁恵さん

をご紹介し、それぞれの上手さ、巧さ、旨さについて考察してみました。

 

・上手さの技術を分解してみました

音程、
リズム感、
歌詞の明瞭さ、
声量がある、音域が広い
地声、裏声、ミックスボイス

オリジナリティ

などが挙げられます。

 

・目指す上手さの”3コース”から自分の目指すコースをご提案してみました

技術コース or 声量音域コース or オリジナリティコース

何を”うまい”とし
どんな歌い手を目指すかは、自分で決める!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私はミッスクボイスが万能とは思ってません。

ミックスボイスを使わない方がいい声ってことだってあります。
だからこそ、どっちも使えるようにするんです。

 

以前、桃井かおりさんがおっしゃってました。

 

「泣くシーンだとして、私あくびするとすぐ涙が出るの。そうやって、物理的に出るものは出しておいてから、どの芝居を選ぶかって考えられるくらいプロでいたいの。

 

私も、そんな歌い手でいたいと切に思います。

歌が上手くなる方法~トレーニング嫌いの方に贈る9つの術<後半>

もっと歌が上手くなりたい!

そして

もっと自分らしく歌う方法が知りたい!

 

と思っていらっしゃる方いますか?

今回は 歌が上手くなる方法、その後半。
前半は主に、すぐに実践できる方法をご紹介しました。

この”歌が上手くなる方法~トレーニング嫌いの方に贈る9つの術”では、カラオケ前でもできる付け焼き刃的な方法から、歌そのものへの取り組み方まで、私が実践し、1回でも役に立ったこと、そしてその中でもとてもシンプルな方法をご紹介しています。

歌が上手くなる方法~トレーニング嫌いの方に贈る9つの術<前半> はこちら

 

れんきんじゅつ?

Majo&Neko

そう、錬金術かも♪

歌が上手くなる方法<後半>

 

息が続かない、肺活量がないなぁっていう時は。。。?

 

地声裏声をそれぞれ鍛えて、ミックスボイスをコントロールできるようになると、息漏れが少なくなって、吸った息を効率良く使えるようになります。

オペラ歌手になりたい、ミュージカルをやりたい、
というならある程度負荷をかけて息を吸えるようになることと、吐けるようになることを鍛える必要があります。ただ、その方法は恐らくその世界にいる方はたくさんなさっていることと思うので・・・

このコーナーでご紹介するのは、日常できる”なんちゃってトレーニング”です。

それは・・・

 

☆階段を昇ってバラードを歌う★

 

は?

はにわ

 

 階段?

 

って思われました?

 

そうなんです、階段を使うんです。

 

私は以前、ダンサブルな曲の後にスローな曲を歌わなくてはいけない状況でした。
当然、ダンサブルな曲は動きながらの歌になり、その後に続けてスローナンバーというのはキツイわけです。

 

特に続けていた運動もなく、ウォーキングと言うと聞こえはいいですが、単にお散歩好きで、よく歩いていたくらいなもんです。

 

住んでいたのはマンションの2階。エレベーターなしの階段使用。

・・・で、ふと思いついたんです。

 

これ、使える、、、

 

階段かしげ猫

 

私は階段を普通に昇り、その踊り場で

 小さめの声でバラードを歌う

ということをしてみたんです。

 

昇って来てるので、多少心拍数は多くなっています。
すると、呼吸も平常時より早くなります。

 

その状態を利用してブレスコントロールの練習ができるかも...と思って。

 

・声を小さくしたのは、息を細く出すというブレスコントロールの練習のため
それと、人がいる場所では恥ずかしいので(笑)

・バラードを歌うのは、息を長く使うというブレスコントロールの練習のため

吐くことが中心の動作なのですが、細く長く息を吐いた後に深く吸うことも、結構キツです^^;

 

でも、キツいだけに

かなりいい練習になりますです。

 

階段の段数が多くなればなるほど
早く駆け上がればそれだけ、
付加も比例して重たくなるので
いつもエスカレータを使っている場所、
エレベーターを使っている場所を
是非、階段昇りに変えて
ちょっと試してみてくださいませ。

 

効果あり!です。

 

Vサイン

 

ささいなトレーニングですが、日常に組み込んだことが大きな成果に結びついたのかなって思います。

 

リズムに乗れないなぁ。。。と思った時は?

 

☆歩きながら聴き☆ がオススメ

 

この方法、ヒントは『スウィングガールズ』の1シーンなんです。

SwingGirls

 

『スウィングガールズ』は女子高生が吹奏楽部でJAZZを初体験し、合奏にハマって行くお話ですね。
裏拍の感覚が今ひとつわからない彼女達。

よく慣れ親しんだリズムは

 1、2、、4  、2、、4

赤くなった拍目にアクセントが来ます。

 

でも後拍の場合には

 1  1、、3、

赤くなった拍目にアクセントが来ます。

 

それを体感するのは、このシーンです。

SwingGirlsKousaten

 

交差点で、歩行者用の信号が灯った時
流れてくる曲に合わせて主人公が

 表拍のリズムで歩き、
 裏拍のリズムで手拍子する

んです。

 

映画の中で使われていた曲は「故郷の空」という、この曲でした。

 

そのシーンをヒントに、こんなことをしてみたんです♪

 

歌いたい曲を聴きながら

 

 脚で曲に合わせて歩いて

 手で裏拍をとってみたり

 脚のリズムの倍の拍子を叩いてみたり
(例えば、脚が4拍子で歩いた時、手は脚の1歩につき2回手拍子します)

 

いつもは声と歌だけの関係だった練習を

身体と歌という関係に広げることで

歌が身体や細胞で感じられるようになってきます。

 

 脚の裏で踏みしめたアスファルトの固さ、
 靴のクッションの感触、
 道路に落ちてる小石を踏んでしまったこと、
 裏拍を一生懸命とろうとしてるのに、脚と同じ手拍子になってしまったり、
 ふっと風が吹いて、首筋にひんやりした感覚が気持ちよかったこと...

 

歌が身体と共通の思い出を作ることで
より一層、歌と仲良くなれます

 

そして歌が持ってるリズムも、身体が自然に覚えてくれます

ダンス女性

 

そうしていくうちに、あなたの歌はどんどん進化して行くんです。

 

よろしければ、是非、試してみてくださいね。

 

 

歌が上手くなる方法ーブランディングー

 

☆30回 歌詞を読む☆

 

そうです。

歌詞を読むんです。

 

「当たり前じゃない!いつも読んでるよっ。」

 

そうですよね?

読んでますよね。

 

でも、もっと、読んで欲しいのです。

最低、30回!
読む女性

 

弓場徹先生の一番弟子である、渡辺えりこ先生から強く教えていただいたことなんです。

ゑり音さん、

ちゃんと歌詞読んでないのに、
 ちゃんと歌詞を歌えるわけ、ないよね?

 読むことの先に、歌に乗せる”歌詞”があるんだから

 

えりこ先生のおっしゃる”読む”とは”声に出して読む”ということです。

 

それまで、歌を歌う時に歌詞カードを読んではいましたが

歌詞を読むだけのために、歌詞カードを見ることはなかったんです。

 

でも、えりこ先生にアドバイスいただいた時

ほんとだ!

って、すっごく反省したんです。

 

ぴこーん

 

それから、すごく読みました。

毎日、楽譜を持ち歩き、小さくても声が出すことが許される状況では、とにかく声を出して読むようになりました。

 

すると、歌の世界ニュアンスや風景、そんなものが感じることができてきたんです。それは、

 

 私独自の歌の世界

 

例えば、”桜”というキーワード1つとったとしても

あなたにとっての桜と、私にとっての桜とでは、思い出も、色も、大きさも違います。

何度も何度も読んでいるうちに、その歌詞の世界が、自分独自の色に染まり変わるんです。
momo-sakurapool

自分独自の色を出す、それがブランディング

 

その歌、その楽曲に対するブランディングは

こんな些細なところからも手に入れることが出来ます。

 

通り一遍じゃない、あなただけの歌を謳ってください。

 

 

歌が上手くなる方法ー究極の方法ー

 

歌が上手くなる方法というのは

歌がうまく聞こえると言い換えてみましょう。

 

歌が上手くなる究極の方法は

 

上手く歌える歌を歌う

 

ということ。

Singer&Guitar

 

”好きな歌”ではありません。

 

上手く歌える歌

 

です。

 

これ、抵抗がある方、結構いらっしゃるかもしれません。

好きな歌を歌いたいですよね?本当は。

でも、自分という楽器が、一番楽に歌える歌を探すことは

とても大切なことです。

 

例えば、トライアングルに、トランペットの曲を奏でろ! と言っても無理な話です。

ピアノに、ギターの音を出せ! と言っても、それは無理なんです。

 

トライアングルにはトライアングルの、

ピアノにはピアノの、

音色、響きがあります。

得意なジャンルも違います。

 

 好きな歌、に左右されない

 自分という楽器が得意とする歌、曲を見つける、、、

 

最初はつまらない歌に聞こえるかもしれません。

でもいつかその歌が、あなた力をくれることがあるのかもしれません。

 

歌って、こんなに楽に歌ってもいいんだぁ

 

って・・・。

 

 

今日の歌が上手くなる方法

matome

1.息が続かない、肺活量がないなぁっていう時は。。。?

☆階段を昇ってバラードを歌う

 

2.リズムに乗れないなぁ。。。と思った時は?

☆歩きながら聴き☆

 

3.歌が上手くなる方法ーブランディングー

☆30回 歌詞を読む☆

 

4.歌が上手くなる方法ー究極の方法ー

上手く歌える歌を歌う

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「歌が上手くなる方法」を前半と後半、
2回に渡ってご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
歌い手にとって、最終的には”自分にしか歌えない歌を歌う”ことが理想なんだと思います。
それがブランディングの確立です。
でも、テクニックは大切です。
個性的なら下手でも構わない、とは思っていません。
ただ
何をテクニックとするか?
なんだと思うんです。
歌は謳うもの。
次回は、そもそも歌が上手いってどういうことなのか?
についてお話しして行きたいと思っています。

歌が上手くなる方法~トレーニング嫌いの方に贈る9つの術<前半>

歌が上手くなりたい!

と思っていらっしゃる方いますか?

 

今回はカラオケ前でもできる付け焼き刃的な方法から、歌そのものへの取り組み方まで、私が実践し、1回でも役に立ったこと、そしてその中でもとてもシンプルな方法をご紹介します。

 

れんきんじゅつ?

Majo&Neko

そう、錬金術かも♪

歌が上手くなる方法
~トレーニング嫌いの方に贈る9つの術
<前半>

歌が上手くなる方法~トレーニング嫌いの方に贈る9つの術<後半> はこちら

 

歌うぞ!”って力んじゃってる時は。。。?

☆手足ぶらぶら
腕脚ぶらぶら
手首足首くるくる回し
ついでにお首もぐーるぐる☆ がオススメ

力んだり、緊張すると、結構関節に疲れが溜まったり、無理がのしかかるんです。

ほら、水泳の選手も飛び込む前に ぶらぶら やってるでしょう?

手足ぶらぶら
腕脚ぶらぶら
手首足首くるくる回し
ついでにお首もぐーるぐる♪

力を抜いて!リラックスして!

って一言で言っても、なかなか抜けないんですよねぇ。

そんな時は是非

☆手足ぶらぶら
腕脚ぶらぶら
手首足首くるくる回し
ついでにお首もぐーるぐる☆

 

口がまわらない響きがよくないなぁ。。。と思った時は?

☆くちびるぶるぶる体操☆ がオススメ

アヒル口

アヒル口を作って、息を思いっきり強く吐くと

ブルブルブルブルブルッ

と唇が振動しますよね?
あれです。

この、”くちびるぶるぶる”体操は顔のリラックス唇のリラックスと共に、呼吸のリラックスにもなるんです。

この方法、音大なんかでも教えている方法なんですよ。それからあのバークリー音楽大学でも!知人がバークリーの夏期講習に行った際、このエクササイズをしてから歌のレッスンになったとのこと。

ライブ前の緊張を解く意味でも、結構使える方法ですよ。

地声と裏声の間でなかなか声が安定しない時は(1)。。。?

☆・・・ながら歌い☆ がオススメ

何らか、身体を動かしながら歌ってみる・・・
そうすることで、歌うこと1つに集中していた鎖がほどけ、ちょっと身軽になります

例えば、それまで地声と裏声がうまく繋がらくて、声がひっくり返っちゃってイライラしてしまっていたとします。
でも☆〜ながら歌い☆してみると、

あれ?今歌えてた?

って、難しかった箇所が いつの間にか通り過ぎていた なんて。

これは声の大きさ地声裏声とのバランスに関係しているのだと思います。
動きが出ることで、声の大きさはただ歌っている時より抑えめになります。
地声にめいっぱい使っていた力が分散されます。
すると、換声点あたりで裏声に変わる時、地声に対して弱めの裏声との声量の差が少なくなる・・・。

私はそのように分析しています。

それでは2種類の☆ながら歌い☆、ご紹介しますね。

 

拾いながら〜
床に本などできるだけ散乱させておきます。
軽い本、重い本、小さな本、大きな本…

そしてそれらの本を拾いながら歌うんです。
拾う時は中腰ではなくて、できればしゃがんで拾ってみてください。

 

手脚ぶらぶらしながら〜

Ⅰ-1でご紹介した”ぶらぶら”しながらの方法です。
ちょっと歌い難いのですが、本を拾うより、複雑な動きをしてみるんです。

動きながら歌う練習にもなるので、是非試してみてくださいねっ。

 

春限定☆ながら歌い☆

これからの季節、桜が咲く頃には桜の花びらを両手でつかまえながら歌うのもいいかもしれません♪

好きな人を想いながら

両手で“パンッ

桜の花びらをはさめると、願いが叶うっていう話も聞いたことありますよっ。

 

☆ながら歌い☆をしてみると、もしかしたら
こんな風に、力を抜いた歌い方も、私イケてるかも
なんて新しい発見もあるかもしれません。


なかなか思うように声が続いていかないときには“ながら歌い”で、

ちょっと歌との距離をとってみましょう。
momo-sakurapool

地声と裏声の間でなかなか声が安定しない時は(2)。。。?

発声練習ではなんとかうまくいくんだけれど、
歌詞をつけるとうまく歌えなくなるんだぁ・・・

って場面ないですか?

 

そんな時は、一旦歌詞から離れて

で歌ってみてください

だけで歌ってみるんです

 

発声練習は「あ」で行うことが多いと思うんですが、

「あ」という発音は、舌が上に上がりやすいので
声が通り難くなるんです。

 

まずは「」で口の中の空間を保ち、喉との通り道を作ることで声の通りをよくしてみましょう。

 

O-HappyGirls



高い音が歌いづらい時は。。。?

曲の結構聞かせどころで登場することが多い高音部分。

地声で引っ張って、でも上がりきらなくて、結局喉の痛みだけ残ってしまった・・・って経験ないですか?
裏声にすればいいんだろうけれど、オリジナルを歌っている歌手のイメージが耳に残ってるから、どうしてもそのイメージをしようとしてしまう。

そもそも、その音が高くて自分の音域以上の音ではないなら
この方法が使えるかもしれません。
それは・・・

オクターブ下で歌ってみる

なーんだ、それなら簡単じゃん!
そうじゃなくて高音が歌いたいんだ!

とお思いになるかもしれませんね…

でも、

歌の中で、今まで高音を出すつもりでいた音を1オクターブ下げて歌うって、結構難しいことなんです。

そしてその高音だったけど1オクターブ下げて歌った音が過ぎたら、すぐに元の高さに戻る

 

これは、今まで自分の中に出来てしまった
高音で歌うイメージ → 高音で歌ったら出しづらく、苦しかった →あの歌の、あの音は出しづらいっていうイメージ → その歌を歌おうとする → 無意識に「あの音は、苦しんで出すもの」と決めてしまう → 結果、あの喉がしまるような音を出すのがあたり前になって、慣れてしまう

 

この一連のイメージ、思考回路、動作を変えたいんです。

そして「苦手なところを楽に歌える回路」を作ると、1オクターブ下げた音をもとの高音に戻しても、前に歌ったときと違った感じで歌える可能性が高いんです。

もちろん、楽曲によってはこの方法が使えないことや、オクターブ下げたら低過ぎて歌えない、ということもあるかもしれません。

でももしチャンスがあったらトライしてみてください。

 

今日の歌が上手くなる方法

matome

1.”歌うぞ!”って力んじゃってる時は。。。?

☆手足ぶらぶら、腕脚ぶらぶら、手首足首くるくる回し、ついでにお首もぐーるぐる☆

 

2.口がまわらない響きがよくないなぁ。。。と思った時は?

☆くちびるぶるぶる体操☆ 

 

3.地声と裏声の間でなかなか声が安定しない時は(1)。。。?

☆・・・ながら歌い☆

 

4.地声と裏声の間でなかなか声が安定しない時は(2)。。。?

☆「お」だけで歌ってみる☆

 

5.高い音が歌いづらい時は。。。?

☆1オクターブ下で歌ってみる

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この前半では、主に発声に関わる部分について、うまくいかない時に使える方法をご紹介しました。
例え、この5つの中のたった1つでもお役に立つことができればとても嬉しいです。

また、この中の方法を組み合わせることでブレークスルーできる場面もあるかもしれませんっ。

そんなみなさんの体験談も、是非教えてください!

 

歌が上手くなる方法~トレーニング嫌いの方に贈る9つの術<後半>では、歌、そのものに取り組む際に、今でも私が心に留めている方法をご紹介します。
今回のように即効性のあるものとは違い、仕込みの時間が必要となるものが多いのですが、みなさんの歌ライフにきっと役立つものだと思っています。

それでは後半もご期待くださいっ。

地声と裏声を使う”ミックスボイス”を手に入れる方法、教えちゃいます♪

歌う声喋る声話し声、みなさんは同じ声を使っているでしょうか?
使っているっていうより、出ている声かな?

喋り声や話し声の多くは“地声”を使っていると言われています。
逆を言うと“裏声ではない”声です。

私はその“地声”と“裏声”との間で途方に暮れることが、なんと多かったことか。
今日は私が体験、体感した地声裏声ミックスボイスについてご紹介します。

 

 
sanmiittai

えりまきーず

三位一体

 

地声、裏声、ミックスボイス〜レッスン風景〜

私が師事していた、教授であり、声楽家であり、ボイストレーナーである
弓場徹先生とのレッスン記録です。
通常、レッスン中は出来ないことを曝け出す時間なので大変お恥ずかしいのですが...
地声(表声)と裏声の混ざり具合で響きが変わる感じが、もしかしたら感じていただけるかもしれません。

ビブラートが奇麗に聞こえる音はミックスボイスを発声できてる音です。
もうこの音源くらいしか残っていないですが、今考えると宝物ですね〜。
それにしてもあたし、頑張ってる!

 

 

私の”地声”と”裏声の間で起きていたこと

地声と裏声の間というのは、地声でも裏声でもない声、または地声でも裏声でも出せる声。

なーんにも考えずに自分が出せる一番低い音から、だんだん音程をあげて声を出していくと、

「うっ、キツい!首が絞まるぅ!」

と感じる音域にぶち当たります。
ちょうどバイオリンがギーギーゴーゴーと痛めつけられてるような痛々しい感じに似ています。

 

でも、そこでいったん息継ぎをして声を出し直すと・・・
あら、なんて楽に声が出せるんでしょう!
裏声を使ってスタートする方が楽な音域だったんです。

 

喉の状態を地声モードから裏声モードに起き直す、まあギアチェンジってところかな?

この乗り換え地点のことを“換声点(かんせいてん)”と呼びます。

あの世とこの世の狭間のような、地声と裏声の狭間。
まあ、そもそも裏声の“裏”って言い方も不思議な気がします。地声のことを“表声”と表現されている方もいるので、裏に対しては表っていうのが、反対語としてはしっくりくるかなぁ。

 

ま、それはさておき、この地声と裏声の中間点は、

地声でも裏声でもどちらで歌ってもOK!

・・・なんですが、たいていどっちで歌ってもしっくりこない><。
座りが悪いって言うのか、釈然としないって言うのか・・・。
特に、この地声と裏声の切り替え地点を主に使っている歌、私にとっては中音域をよく使う音で作られた歌の場合、

地声を使うか裏声を使うか迷うんです

曲の始めから終わりまで、歌うながら迷うんです。
迷おうが迷わなかろうが、結果、
地声ではかなりキツいんだけれど、
裏声だと力がなく、
どっちにしても苦しい
って状況に陥るのが常...。

 

この私にとって最も歌い難い、中音域をご自分の得意な音域とされているのが、松任谷由実さん。そして古内東子さん、男性では角松敏生さん。このお三方のキーは本当に難儀しました。

まるでバランスボールの上につま先立ちしてるかのような不安定な私の喉。
果敢に歌ってみる、チャレンジしてみるのですが、その度に返り討ちにあい、ほとほと悲しくて情けなくて、いつも自己嫌悪にさいなまれておりました。

 

そこで活躍するのが“ミックスボイス”。
一般的には地声と裏声を一度に両方使う歌い方、喉の使い方です。

 

sanmiittai

えりまきーず
三位一体

 

地声と裏声とミックスボイスと換声点、例えて言うなら・・・
自転車に乗る時、右足をペダルにかけて左足で蹴りながら左足でまたぎますか?それとも左足をペダルにかけて右足で蹴りながら右足でまたぎますか?
私、両脚できるんです。だからどっち側からでも乗れるんです(←ちょっと自慢ン)。

もし、どちら側からしか乗れなかったとしたら
ペダルにかける足の方に回り込まなくてはなりません。回り込んでからじゃないと足がかけられないので、当然
走り出すまでに時間がかかります。

 

でも、左足からでも右足からでも乗れるようになれば・・・
わざわざどちらかに回る必要がなくなり、楽チン
タイムロスがなくなり走り出すまでに時間が短くて済みますねっ。
そんな感じに近いかもしれません。初め、慣れるまではちょっと練習が必要ですが、慣れてしまうと「どうしてできなかったんだろう?」と逆に過去の自分が不思議に思えてくるかもしれません。

ミックスボイスという論理

ミックスボイスという名称が定着したのはそんなに昔のことではないと思います。20年ほど前に通っていたボーカルスクールでは“ナチュラルボイス”と呼んでいました。

私は低音の地声と高音の裏声が得意
でも中音域になるととたんに制御不能となり、強い声で歌えたと思ったら、急に力が入らなくなる状態で、地声と裏声の間で弄ばれておりました。

「今日は喉の調子が悪くて・・・コホコホッ」

なーんてごまかすにも限界があり
特にカラオケに友達と行くと、素人の友達の方がガンガン地声で押し通して歌っているのを聴くにつけ、とても自己嫌悪に陥らないではいられませんでした。そして、

 

よく泣いていました。

Tear

 

それに加え、得意のはずの高音域にでは、確かに声は出ているのですが、とても癖のある発声になっていたようで、一部のボイストレーナーからは

気持ち悪い声。どうしてそんな声が出せるの?どこかおかしいんじゃない?

と非難され、びっくりするは傷つくはで、

 

そしてまた泣く私。
Tear

 

まあその話はまた別の機会にとっておくとして、色々な歌う上での障害をなんとかしたいとずっとボイストレーナーを探し、入門しては辞め、探しては入門し・・・を繰り返し10名以上のボイストレーナーについてきました。でも、納得いかなかったんですね。その方と同じような骨格、筋肉の付き方、指向をもってる方には合うのですが、残念ながら私には理解できませんでした。頭ではわかるんです。でも体感できない・・・。

 

私が強く求めたものは

 

対象となる人を選ばない、誰にとっても再現性の高い方法と論理”でした。

しかも“シンプル”であること。
音楽の分野の中で、”声を出す”、”歌う”ことに関してはまだまだ明らかになっていないことがあり、歌唱法は確立されていないと聞きます。何せ人の体を楽器として音を奏でるわけですから・・・。

何人も何人も、本を出版なさってる先生や、歌を聴いてこの人かも!と思ったところに問い合わせ、押し掛けるように習ってみる。でも、いざ習ってみると納得がいく解説をもらえない。

自分はできたから、あなたもできるようになりますよ

そんな回答が多かったですね。

でもずっとずっと探し続けました。

 

必ず、シンプルでわかりやすい声を出す論理があるはずだ!

 

そして20年近くかけて見つけたのが“弓場徹(ゆばとおる)”という声楽家だったのです。

 

Takarabune

 

ミックスボイスを手に入れる方法

 

弓場徹先生が研究し確立した声を出す理論

人間という生き物にとって普遍の論理

だと私は思います。
レッスンの中でよく使われた言葉は”地声(表声)裏声混ぜる割合”です。

もう少し表声を少なくして、ここは裏声を多めに!
あー、裏声により過ぎた、もう少し表声に戻して

といった具合です。(例えばこんなレッスンでのやりとりです。)

 

sanmiittai

えりまきーず

三位一体

 

 

自分にとって”何が地声”で何が裏声なのかがわかっていないと、その微妙な調合は正直難しいです。

 

大前提として、2種類の声である

 地声が使える

 裏声が使える

ことが基本になってきます。

 

 

また弓場先生の論理の中で「これはいい!」と私が感じたものは

腹式呼吸についての考え方です。

 

ミックスボイスを出すには、

 喉のコントロール力が必要になります。

喉のコントロール力とは出したい声質になるように

 地声裏声調合できる技術

です。

弓場先生の論理では、

 

 喉に意識を集中させコントロールすることに注力していれば、おのずと腹式呼吸になる。

 

だからわざわざお腹を意識しなくても動いてしまうから大丈夫!

 

という解説でした。

 

もしかするとこのブログを読んでいらっしゃる方の中には、

 腹式呼吸のトレーニングをしているのに上手く歌えない

というお悩みがあるかもしれません。

 

実は私も、今もって腹式呼吸、苦手です
しかも肺活量は2000mgに達しません。非常に少ないです。
でもロングテールの歌もある程度歌えますし、声量もそこそこ出ます。

もちろん、肺活量があればあるだけ、きっともっと楽に歌えるのだとは思います。でも、肝心なのは

 エネルギー効率

例え少なくても、吸い込んだ息にレバレッジを効かせ、長いフレーズや大きな声を出すことができれば、とってもお得ですよねっ。

それができるのはお腹ではなく、喉や声帯そして声帯の周りの筋肉

 

 力点は喉にあり、体はリラックスさせておく・・・。

 

腹式呼吸と歌との関連付けが今ひとつわからなかった私にとっては、まさしく「待ってました!」ものでした。

 

HappyGirls

 

現在、弓場先生がレッスンなさるのは関西方面の朝日カルチャーセンターなどだそうですすが、個人レッスンや東京近郊でのレッスンはお弟子さんがなさっているようです。

私は弓場先生の論理や技術はもちろんですが、何よりそのお人柄に本当に救われました。

 

「君ね、発声はいくらでも教えてあげられるけど、

 情熱=Passionは教えてあげたくても教えてあげられないんだ。
 でも、君はそれを持っている

だから発声のことは気にせず、女王様になったつもりで歌いなさい。発声は後から身につけられるから。」

 

そう言ってくださったおかげで、私は、それまで封印していた自分の殻を破ることができたんです。自分を出しちゃいけない、人と同じことをしないといけない・・・私をがんじがらめにしていた凝り固まった信念が、少しずつ溶かされていくような気がしました。だから余計にミックスボイスをはじめとした弓場先生の論理に納得できたのかもしれません。

 

歌い手は、

いかにリラックスして歌うかが、

実はとても大きなポイントです。
もし機会があればお近くの先生に発声のご相談をして歌う技術、ミックスボイスで体をリラックスさせつつ地声と裏声のコントロール力を身につけ、できたら弓場先生の直接レッスンを一度でも受けてみると精神的にリラックスできるんじゃないかなと思います。

 

さんみいったい

えりまきーず

三位一体

 

まとめ

・地声と裏声の間はどちらでも歌える中音域である
・換声点は地声と裏声の狭間で、ちょうど切り替え地点にある
・中音域は主に地声と裏声を適当な割合で調合したミックスボイスを身につけると楽に歌える
・ミックスボイスを習得するには、地声、裏声の両方の声をそれぞれ鍛える必要がある
・腹式呼吸が苦手でも、肺活量が少なくても十分歌える
・論理的な歌唱法を知りたい方は弓場徹先生の弓場メソッドがオススメ

 

歌に迷える方々の少しでも灯りとなれますように・・・