歌が上手くなりたい!
と思っていらっしゃる方いますか?
今回はカラオケ前でもできる付け焼き刃的な方法から、歌そのものへの取り組み方まで、私が実践し、1回でも役に立ったこと、そしてその中でもとてもシンプルな方法をご紹介します。
れんきんじゅつ?
そう、錬金術かも♪
目次
歌が上手くなる方法 ~トレーニング嫌いの方に贈る9つの術<前半>
歌が上手くなる方法~トレーニング嫌いの方に贈る9つの術<後半> はこちら
”歌うぞ!”って力んじゃってる時は。。。?
☆手足ぶらぶら
腕脚ぶらぶら
手首足首くるくる回し
ついでにお首もぐーるぐる☆ がオススメ
力んだり、緊張すると、結構関節に疲れが溜まったり、無理がのしかかるんです。
ほら、水泳の選手も飛び込む前に ぶらぶら やってるでしょう?
手足ぶらぶら
腕脚ぶらぶら
手首足首くるくる回し
ついでにお首もぐーるぐる♪
「力を抜いて!リラックスして!」
って一言で言っても、なかなか抜けないんですよねぇ。
そんな時は是非
☆手足ぶらぶら
腕脚ぶらぶら
手首足首くるくる回し
ついでにお首もぐーるぐる☆
口がまわらない響きがよくないなぁ。。。と思った時は?
☆くちびるぶるぶる体操☆ がオススメ
アヒル口を作って、息を思いっきり強く吐くと
“ブルブルブルブルブルッ”
と唇が振動しますよね?
あれです。
この、”くちびるぶるぶる”体操は顔のリラックス、唇のリラックスと共に、呼吸のリラックスにもなるんです。
この方法、音大なんかでも教えている方法なんですよ。それからあのバークリー音楽大学でも!知人がバークリーの夏期講習に行った際、このエクササイズをしてから歌のレッスンになったとのこと。
ライブ前の緊張を解く意味でも、結構使える方法ですよ。
地声と裏声の間でなかなか声が安定しない時は(1)。。。?
☆・・・ながら歌い☆ がオススメ
何らか、身体を動かしながら歌ってみる・・・
そうすることで、歌うこと1つに集中していた鎖がほどけ、ちょっと身軽になります。
例えば、それまで地声と裏声がうまく繋がらくて、声がひっくり返っちゃってイライラしてしまっていたとします。
でも☆〜ながら歌い☆してみると、
「あれ?今歌えてた?」
って、難しかった箇所が いつの間にか通り過ぎていた なんて。
これは声の大きさと地声、裏声とのバランスに関係しているのだと思います。
動きが出ることで、声の大きさはただ歌っている時より抑えめになります。
地声にめいっぱい使っていた力が分散されます。
すると、換声点あたりで裏声に変わる時、地声に対して弱めの裏声との声量の差が少なくなる・・・。
私はそのように分析しています。
それでは2種類の☆ながら歌い☆、ご紹介しますね。
<拾いながら〜>
床に本などできるだけ散乱させておきます。
軽い本、重い本、小さな本、大きな本…
そしてそれらの本を拾いながら歌うんです。
拾う時は中腰ではなくて、できればしゃがんで拾ってみてください。
<手脚ぶらぶらしながら〜>
Ⅰ-1でご紹介した”ぶらぶら”しながらの方法です。
ちょっと歌い難いのですが、本を拾うより、複雑な動きをしてみるんです。
動きながら歌う練習にもなるので、是非試してみてくださいねっ。
<春限定の☆ながら歌い☆>
これからの季節、桜が咲く頃には桜の花びらを両手でつかまえながら歌うのもいいかもしれません♪
好きな人を想いながら
両手で“パンッ”
と桜の花びらをはさめると、願いが叶うっていう話も聞いたことありますよっ。
☆ながら歌い☆をしてみると、もしかしたら
「こんな風に、力を抜いた歌い方も、私イケてるかも」
なんて新しい発見もあるかもしれません。
なかなか思うように声が続いていかないときには“ながら歌い”で、
ちょっと歌との距離をとってみましょう。
地声と裏声の間でなかなか声が安定しない時は(2)。。。?
発声練習ではなんとかうまくいくんだけれど、
歌詞をつけるとうまく歌えなくなるんだぁ・・・
って場面ないですか?
そんな時は、一旦歌詞から離れて
「お」
で歌ってみてください♪
「お」
だけで歌ってみるんです♪
発声練習は「あ」で行うことが多いと思うんですが、
「あ」という発音は、舌が上に上がりやすいので
声が通り難くなるんです。
まずは「お」で口の中の空間を保ち、喉との通り道を作ることで声の通りをよくしてみましょう。
高い音が歌いづらい時は。。。?
曲の結構聞かせどころで登場することが多い高音部分。
地声で引っ張って、でも上がりきらなくて、結局喉の痛みだけ残ってしまった・・・って経験ないですか?
裏声にすればいいんだろうけれど、オリジナルを歌っている歌手のイメージが耳に残ってるから、どうしてもそのイメージをしようとしてしまう。
そもそも、その音が高くて自分の音域以上の音ではないなら
この方法が使えるかもしれません。
それは・・・
1オクターブ下で歌ってみる
なーんだ、それなら簡単じゃん!
そうじゃなくて高音が歌いたいんだ!
とお思いになるかもしれませんね…
でも、
歌の中で、今まで高音を出すつもりでいた音を1オクターブ下げて歌うって、結構難しいことなんです。
そしてその高音だったけど1オクターブ下げて歌った音が過ぎたら、すぐに元の高さに戻る。
これは、今まで自分の中に出来てしまった
高音で歌うイメージ → 高音で歌ったら出しづらく、苦しかった →あの歌の、あの音は出しづらいっていうイメージ → その歌を歌おうとする → 無意識に「あの音は、苦しんで出すもの」と決めてしまう → 結果、あの喉がしまるような音を出すのがあたり前になって、慣れてしまう
この一連のイメージ、思考回路、動作を変えたいんです。
そして「苦手なところを楽に歌える回路」を作ると、1オクターブ下げた音をもとの高音に戻しても、前に歌ったときと違った感じで歌える可能性が高いんです。
もちろん、楽曲によってはこの方法が使えないことや、オクターブ下げたら低過ぎて歌えない、ということもあるかもしれません。
でももしチャンスがあったらトライしてみてください。
今日の歌が上手くなる方法
1.”歌うぞ!”って力んじゃってる時は。。。?
☆手足ぶらぶら、腕脚ぶらぶら、手首足首くるくる回し、ついでにお首もぐーるぐる☆
2.口がまわらない響きがよくないなぁ。。。と思った時は?
☆くちびるぶるぶる体操☆
3.地声と裏声の間でなかなか声が安定しない時は(1)。。。?
☆・・・ながら歌い☆
4.地声と裏声の間でなかなか声が安定しない時は(2)。。。?
☆「お」だけで歌ってみる☆
5.高い音が歌いづらい時は。。。?
☆1オクターブ下で歌ってみる☆
例え、この5つの中のたった1つでもお役に立つことができればとても嬉しいです。
また、この中の方法を組み合わせることでブレークスルーできる場面もあるかもしれませんっ。
そんなみなさんの体験談も、是非教えてください!
歌が上手くなる方法~トレーニング嫌いの方に贈る9つの術<後半>では、歌、そのものに取り組む際に、今でも私が心に留めている方法をご紹介します。
今回のように即効性のあるものとは違い、仕込みの時間が必要となるものが多いのですが、みなさんの歌ライフにきっと役立つものだと思っています。
それでは後半もご期待くださいっ。
コメント
[…] 今回は 歌が上手くなる方法、その後半。 前半は主に、すぐに実践できる方法をご紹介しました。 […]