もっと歌が上手くなりたい!
そして
もっと自分らしく歌う方法が知りたい!
と思っていらっしゃる方いますか?
今回は 歌が上手くなる方法、その後半。
前半は主に、すぐに実践できる方法をご紹介しました。
この”歌が上手くなる方法~トレーニング嫌いの方に贈る9つの術”では、カラオケ前でもできる付け焼き刃的な方法から、歌そのものへの取り組み方まで、私が実践し、1回でも役に立ったこと、そしてその中でもとてもシンプルな方法をご紹介しています。
→歌が上手くなる方法~トレーニング嫌いの方に贈る9つの術<前半> はこちら
れんきんじゅつ?
そう、錬金術かも♪
目次
歌が上手くなる方法<後半>
息が続かない、肺活量がないなぁっていう時は。。。?
地声と裏声をそれぞれ鍛えて、ミックスボイスをコントロールできるようになると、息漏れが少なくなって、吸った息を効率良く使えるようになります。
オペラ歌手になりたい、ミュージカルをやりたい、
というならある程度負荷をかけて息を吸えるようになることと、吐けるようになることを鍛える必要があります。ただ、その方法は恐らくその世界にいる方はたくさんなさっていることと思うので・・・
このコーナーでご紹介するのは、日常できる”なんちゃってトレーニング”です。
それは・・・
☆階段を昇ってバラードを歌う★
は?
階段?
って思われました?
そうなんです、階段を使うんです。
私は以前、ダンサブルな曲の後にスローな曲を歌わなくてはいけない状況でした。
当然、ダンサブルな曲は動きながらの歌になり、その後に続けてスローナンバーというのはキツイわけです。
特に続けていた運動もなく、ウォーキングと言うと聞こえはいいですが、単にお散歩好きで、よく歩いていたくらいなもんです。
住んでいたのはマンションの2階。エレベーターなしの階段使用。
・・・で、ふと思いついたんです。
「これ、使える、、、」
私は階段を普通に昇り、その踊り場で
小さめの声でバラードを歌う
ということをしてみたんです。
昇って来てるので、多少心拍数は多くなっています。
すると、呼吸も平常時より早くなります。
その状態を利用してブレスコントロールの練習ができるかも...と思って。
・声を小さくしたのは、息を細く出すというブレスコントロールの練習のため
それと、人がいる場所では恥ずかしいので(笑)
・バラードを歌うのは、息を長く使うというブレスコントロールの練習のため
吐くことが中心の動作なのですが、細く長く息を吐いた後に深く吸うことも、結構キツです^^;
でも、キツいだけに
かなりいい練習になりますです。
階段の段数が多くなればなるほど、
早く駆け上がればそれだけ、
付加も比例して重たくなるので
いつもエスカレータを使っている場所、
エレベーターを使っている場所を
是非、階段昇りに変えて
ちょっと試してみてくださいませ。
効果あり!です。
ささいなトレーニングですが、日常に組み込んだことが大きな成果に結びついたのかなって思います。
リズムに乗れないなぁ。。。と思った時は?
☆歩きながら聴き☆ がオススメ
この方法、ヒントは『スウィングガールズ』の1シーンなんです。
『スウィングガールズ』は女子高生が吹奏楽部でJAZZを初体験し、合奏にハマって行くお話ですね。
裏拍の感覚が今ひとつわからない彼女達。
よく慣れ親しんだリズムは
1、2、3、4 1、2、3、4
赤くなった1、3拍目にアクセントが来ます。
でも後拍の場合には
1、2、3、4 1、2、3、4
赤くなった2、4拍目にアクセントが来ます。
それを体感するのは、このシーンです。
交差点で、歩行者用の信号が灯った時
流れてくる曲に合わせて主人公が
表拍のリズムで歩き、
裏拍のリズムで手拍子する
んです。
映画の中で使われていた曲は「故郷の空」という、この曲でした。
そのシーンをヒントに、こんなことをしてみたんです♪
歌いたい曲を聴きながら
脚で曲に合わせて歩いて
手で裏拍をとってみたり
脚のリズムの倍の拍子を叩いてみたり
(例えば、脚が4拍子で歩いた時、手は脚の1歩につき2回手拍子します)
いつもは声と歌だけの関係だった練習を
身体と歌という関係に広げることで
歌が身体や細胞で感じられるようになってきます。
脚の裏で踏みしめたアスファルトの固さ、
靴のクッションの感触、
道路に落ちてる小石を踏んでしまったこと、
裏拍を一生懸命とろうとしてるのに、脚と同じ手拍子になってしまったり、
ふっと風が吹いて、首筋にひんやりした感覚が気持ちよかったこと...
歌が身体と共通の思い出を作ることで
より一層、歌と仲良くなれます。
そして歌が持ってるリズムも、身体が自然に覚えてくれます。
そうしていくうちに、あなたの歌はどんどん進化して行くんです。
よろしければ、是非、試してみてくださいね。
歌が上手くなる方法ーブランディングー
☆30回 歌詞を読む☆
そうです。
歌詞を読むんです。
「当たり前じゃない!いつも読んでるよっ。」
そうですよね?
読んでますよね。
でも、もっと、読んで欲しいのです。
最低、30回!
弓場徹先生の一番弟子である、渡辺えりこ先生から強く教えていただいたことなんです。
「ゑり音さん、
ちゃんと歌詞読んでないのに、
ちゃんと歌詞を歌えるわけ、ないよね?
読むことの先に、歌に乗せる”歌詞”があるんだから」
えりこ先生のおっしゃる”読む”とは”声に出して読む”ということです。
それまで、歌を歌う時に歌詞カードを読んではいましたが
歌詞を読むだけのために、歌詞カードを見ることはなかったんです。
でも、えりこ先生にアドバイスいただいた時
ほんとだ!
って、すっごく反省したんです。
それから、すごく読みました。
毎日、楽譜を持ち歩き、小さくても声が出すことが許される状況では、とにかく声を出して読むようになりました。
すると、歌の世界、ニュアンスや風景、そんなものが感じることができてきたんです。それは、
私独自の歌の世界
例えば、”桜”というキーワード1つとったとしても
あなたにとっての桜と、私にとっての桜とでは、思い出も、色も、大きさも違います。
何度も何度も読んでいるうちに、その歌詞の世界が、自分独自の色に染まり変わるんです。
自分独自の色を出す、それがブランディング。
その歌、その楽曲に対するブランディングは
こんな些細なところからも手に入れることが出来ます。
通り一遍じゃない、あなただけの歌を謳ってください。
歌が上手くなる方法ー究極の方法ー
歌が上手くなる方法というのは
歌がうまく聞こえると言い換えてみましょう。
歌が上手くなる究極の方法は
上手く歌える歌を歌う
ということ。
”好きな歌”ではありません。
上手く歌える歌
です。
これ、抵抗がある方、結構いらっしゃるかもしれません。
好きな歌を歌いたいですよね?本当は。
でも、自分という楽器が、一番楽に歌える歌を探すことは
とても大切なことです。
例えば、トライアングルに、トランペットの曲を奏でろ! と言っても無理な話です。
ピアノに、ギターの音を出せ! と言っても、それは無理なんです。
トライアングルにはトライアングルの、
ピアノにはピアノの、
音色、響きがあります。
得意なジャンルも違います。
好きな歌、に左右されない
自分という楽器が得意とする歌、曲を見つける、、、
最初はつまらない歌に聞こえるかもしれません。
でもいつかその歌が、あなた力をくれることがあるのかもしれません。
「歌って、こんなに楽に歌ってもいいんだぁ」
って・・・。
今日の歌が上手くなる方法
1.息が続かない、肺活量がないなぁっていう時は。。。?
2.リズムに乗れないなぁ。。。と思った時は?
☆歩きながら聴き☆
3.歌が上手くなる方法ーブランディングー
☆30回 歌詞を読む☆
4.歌が上手くなる方法ー究極の方法ー
☆上手く歌える歌を歌う☆
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