ビブラートのかけ方のコツは、この喉の使い方と発声方法です

ビブラートできるようになれば歌がもっと上手く聞こえるのに
なかなか奇麗なビブラートを出す事が出来ない・・・

と悩んでいませんか?

・ビブラートが続かない
・思ったようにビブラートが発動しない
・ビブラートかけていると疲れる
・そもそもビブラートが作れない

 

そして、本を買ったり、YouTubeを見たりして、ビブラートを作る方法、
例えば顎をふるわせる練習をしたり、喉を上下させる練習をしたり・・・

でも、ビブラートはどこかをわざと震わせて作り出すものではないって
ご存知ですか?

ビブラートを作るコツは、、、

実はミックスボイスにあるんです!

ここで紹介するミッスクボイスのトレーニングをしていけば
ビブラートはすぐそこです!

mic

 

ビブラートの練習方法

ビブラートがかかる発声方法

冒頭でもご紹介しましたが、ビブラートは

ミックスボイスが鍵

なんです。

この弓場徹先生の個人レッスン時の音声の中、

0:59分くらいにカーソルを移動させてお聞き下さい。

 

4つの音を音程を下げるスケールで発声していきます。

 

一番高い音(0:59位)は、入り始めで息を止め、押さえつけたような、地声が強い音になっておりビブラートはかかっていません。

でも少し経つと息が入り始め、裏声を混ぜることができ、地声と裏声と息のバランスが取れてきます。

結果、ビブラートがかかるようになりました。

 

そして、一番低い音も(1:03位)、地声と裏声のバランスがとれており、ビブラートがかかっています。

 

それに比べて中間の2音(1:01位)にはビブラートがかかっていません。

地声が裏声に比べて多く使われているため、押さえつけたような、息を止めているような声になってバランスが取れていません。

 

弓場先生の発声(0:43位)をお聞きになると、どの音程の音もしっかり”声”になっているのがわかりますか?

息を止めて押さえつけているような圧迫感もなく、実に身体に響き、声としても空気を響かせています。

聞いているだけでも振動が伝わってきますよね?

地声と裏声を混ぜ、かつそのバランスが50/50に近い範囲で混ぜられている時に、ミックスボイスが発声できます。

 

そして、ミックスボイスが発声できている時、ビブラートも発声できているのです。

正しいビブラートとは、(ここではあえて無理矢理作るビブラートを目指していはいないので、”正しい”と表現しています)

故意に喉を震わせたり、

顎を上下に開け閉めして作り出したり、

そういうことをせずに、地声と裏声のバランスを微妙に変えることでビブラートのON/OFFも切り替えていくのです。

 

音声サンプル

拙いですが、地声、ミックスボイス、そして裏声の音声サンプルをご紹介します。

 

地声サンプル

途中、ビブラートがかかりそうになってますね(^^;)

油断すると裏声が混じってビブラートがかかりそうになります。

地声をずっと続けて発声するにも、結構体力と言うか喉力がいるんですね。

 

あえてビブラートがかからない発声をしている歌い手さんがいます。

例えば、松任谷由実さん。地声が一般女性より低いことが特徴ですね。

話し声はある程度空気が混じっているので柔らかい響きですが、歌うと地声含有率が一気に上がって固い声になっているようです。

 

松任谷由実さんの歌い方

この動画は「守ってあげたい」の歌声です。恐らく、40代後半かな?

もし削除されてご覧になれなくなったらごめんなさい。

始めの方の歌詞「その瞳を忘れないで」の、

”で”

の音がこの辺りの旋律の中では一番低いですね。

この ”で” の発音の時に、かすかにビブラートがかかりかけているように聞こえます。

低い音で、しかも小節や歌詞の最後に低い音を歌う時、力が抜けるのか裏声が混じりビブラートっぽくなってるように聞こえます。

ユーミンは、主に歌に使う中音域でだと思うのですが、ビブラートが不規則にかかるそうなんです。規則性のないビブラートより、いっそビブラートをかけない方が美しいのではないか?そう考えて、敢えてビブラートをかけない歌唱を意識なさったと聞いたことがあります。

 

地声をかなり高い音域まで歌うのって、本当に大変ですね。喉も締まってしまうし、詰まるし、首筋に力は入るし・・・
ビブラートを敢えてかけず、地声を主に使うユーミン・・・すごい精神力だなぁと思います。

 

ミックスボイスサンプル

ビブラートがかかっているのがわかります。

地声とほぼ同じ音程でミックスボイスで発声した音になります。

地声の時とは声の固さや、響き、通り方、音の質が違って聞こえますね。

地声より声帯を長く使う=裏声を混ぜた声です。

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裏声サンプル

こちらは地声、ミックスボイスとほぼ同じ音程で発声した裏声のサンプルです。

息漏れの多い裏声にしているので全体的に ボーーーーーっ とした音になっています。

こちらもビブラートはかかっていませんね。

 

では、地声、ミックスボイス、裏声、それぞれなんとなく違うなぁというところまではわかったとして、地声からミックスボイス、ミックスボイスから裏声と使い分けるにはどうしたらいいのか?

次は、ひとつの音を発声して、地声→ミックスボイス→裏声に変わって行く、変えて行く方法をご紹介します。

 

地声→ミックスボイス→裏声と発声を変える

地声→ミックスボイス→裏声の音声サンプル

やや固い声の地声から始まり、次第に裏声を混ぜ、裏声の量を多くするにつれてビブラートがかかり始めます。
どんどん裏声を多くしていくとビブラートは消え、息を多く含んだ声に変わってきました。

先ほどのサンプルでは、地声、ミックスボイス、裏声それぞれの声を個別に発声しています。が、実際歌を歌う時には流れの中で地声と裏声のバランスを変えて行く必要があります。

 

練習方法その1ー基本的な練習

「お」で、地声と裏声を別々に発声する

1.地声で「おー!」と、強く発声します

2.地声より2オクターブほど高い音を「おー!」と、強く発声します

3.地声「おー!」と裏声「おー!」を交互に発声します

4.音程を少しずつ上げながら地声「おー!」、裏声「おー!」と発声をしていきます

この方法は、恐らく他のボイストレーナーの方や、声楽家の方もおっしゃっていることなので、ご存知で、既に試されている方もいらっしゃるかもしれません。

「お」で発声する理由

”発声練習”というとよく「あ」で発声しますよね?
一番馴染んでいる母音ですし、言いやすい母音ですね。

そして、発声練習の時、こんなこと言われたことないですか?

・口を中を大きく開けて!

・口の中にボールが入るように縦に開けて!

・喉を開いて!

これって、ボイトレを受けた経験のある方は、なんらか指摘されてるんじゃないかと思うんです。
確かに、正しいんです。

試しに「お」で発声してみてください。
上記3つのポイントが自然にできていませんか?

O-HappyGirls

「あ」は結構喉に引っかかりやすい母音なんです。

 

強く発声する理由

地声と裏声をそれぞれ鍛えるには、地声を使う音と、裏声で使う音を、はっきりと変える必要があります。
しかも、ある程度大きな声で発声することで、その違いを身体や喉にはっきり感じることもでき、意識も変わります。

この明らかな違いを喉や声帯、身体で感じ、覚えることが大切です。

「これが地声だよ」「これが裏声だよ」

そう身体に覚えてもらうんです。そして

「今は地声を出してるぞ」「今は裏声を出してるぞ」

と意識するんです。
それを積み重ねて行くと、「裏声」や「地声」と意識したタイミングから身体にサインが伝わり、身体が整えるまでの時間がだんだん短くなってきます。

歌っている最中、頭で考え「よし次の音はミックスボイスにしよう」「ここは地声で張ってみよう」と思っても、そう思っている間に歌が通り過ぎてしまいます。

 

発声し分けることが出来れば地声と裏声を繋げ、ミックスボイスを作ることがぐっと近づきます。
つまりビブラートをかける声を出しやすくなる、ということです。

次回は地声と裏声を発声し分ける練習とともにお試しいただきたい、地声と裏声を繋げる方法をご紹介します。

 

まとめ

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1.ビブラートはミックスボイス発生時に自然に作られるものです

2.ミックスボイスは地声と裏声の両方の混ざり具合のバランス取れた時の声で、かつビブラートが自然にかかる声です

3.ビブラートを発声しやすくするには地声と裏声を別々に発声できる状態にする必要があります

4.地声と裏声は「お」の発音で、強く、はっきりと音程を変えて練習することで、喉に負担をかけずに身体に覚えさせます

 

喉を揺らしたり、顎を動かして「すぐにビブラートをかけたい!」と焦る気持ちもあるとは思いますが、
そこはグッとこらえて、喉にも顎にも負担をかけずに、長く歌っていくことのできる身体にしていきましょう!

次回の”地声と裏声を繋げて行く練習方法”をどうぞお楽しみに!

 

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