私の好きな歌

久保田利伸の隠れた名曲〜聖子、明菜らへの提供曲〜

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久保田利伸さんのベストアルバム『THE BADDEST CLLABORATION』が発売され、最近、その宣伝のためのTVなどへの出演が盛んですねぇ。

先日は関ジャニの番組に出て、即興でジングルを作ってました。そんな久保田利伸さんは他の歌手の方にたくさんの楽曲を提供しています。

その中で、私がとても好きだったり、よく聴いていた”名曲”をご紹介します。

 

松田聖子

「白い月」

作詞:松田聖子、作曲:久保田利伸 「白い月」

この曲を聴いた時、本当に感激しました。なぜなら、もう声が出なくなって来ていて、音域も狭くなって来ているのに、それでもこれだけの歌唱力を発揮できたのは、ひとえに久保田利伸さんの曲作りのお陰なんです。

この時期の松田聖子が持てる、最もいい部分をキー、音域、そしてメロディーをサビにぶつけて来てくれたんです。

もちろん、そういう歌を地声とファルセットを使いながら松田聖子の声質を最大限に生かす歌い方ができる聖子ちゃんは、やはり高い歌唱力があると言わざるを得ません。

でも、その声量にも音域にも限界がある松田聖子の歌唱力を引き出してくれる曲を作ってくれた久保田利伸の力に、心から感謝と尊敬を感じずにはいられません。

 

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田原俊彦

「It’s BAD」

作詞:松本一起/作曲:久保田利伸 「It’s BAD」

こちらは有名でしょうか?トシちゃんも若いですね、まさに絶頂期。アイドルの中で最初にRAPを取り入れた方ではないでしょうか?

当時、”田原俊彦は歌が下手”、”これしか歌えないくせに久保田の歌を歌うなんて無謀”などと言われているし、まあ今でも言われているのですが・・・・が、いやいや上手いですよ、トシちゃん。

 

IT’s BAD

 

トシちゃんは本当はうまい?

あの頃は歌唱力がある人が大勢いたので、まして歌番組で口パクする歌い手なんて出演していませんでしたから、ちょっと歌唱力に不安を感じさせる要素がある歌い手は容赦なく”下手”の烙印を押されていました。

しかしながら、生で踊りながら歌ってる姿はさすがです。しかも、踊ることを前提として作られてはいないので、踊りやすいようには作っていないんですよ。歌いやすいようにも作っていないですけれど^^;

 

この動画は、2015年に「It’s BAD」を歌っている時の映像です。

https://youtu.be/ByVeNngjPYA

 

音がフラットしていないでしょう?改めて見ても、素直に凄いなって思う。

 

この方が「抱きしめてTonight」をアカペラで歌っている番組を見たことあるのですが、リズム崩れたり音程がぶれたりしないんですよ。さすが、80年代にガンガン生放送で歌っていた人は底力がある!今の歌い手とは素地が違うんだな、と痛感しています。

 

中森明菜

「清教徒(アーミッシュ)」

作詞:秋元康、作曲:久保田利伸 「清教徒(アーミッシュ)」

*2017.1月:他の動画を載せていたのですが、アカウント削除になったとのことで別の動画を共有しました。もしかしたらまた削除されてしまうかもしれない...。第一興商がカラオケ音源についての訴訟で勝ったとのことなので、またYouTubeも面白くなってしまうかもしれないですね。

 

こちらはシングルではなく、「BLONDE」のB面

かっこいいでしょう?久保田利伸作品がB面って・・・^^;

当時はまだ久保田利伸も大ブレイク前。その後、明菜さんがラジオで「すごい人に書いてもらってたんだねぇ」と話していました。

・・・とは言っても、「Cry on your smile」とか「You are mine」をリリースした頃。知ってる人は知ってましたよね?私、ファーストアルバム「Shake it paradice」から聴いていました。LPレコードですよ、LP。

明菜ちゃんのこのシングルもEPレコードでしたね。

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おまけの名曲

EPOが明菜ちゃんに提供した曲「ロンリージャーニー」です。これが名曲なんですよ〜。「ミ・アモーレ」のB面だったんですね。

本人は「ロンリージャー」をA面に推していたそうです...ということは、「ミ・アモーレ」の方を気に入っていたのかな?明菜ちゃん。確かラジオで

 

「いい曲はシングル化されて雑に扱われるより、アルバムに収録して大切に歌いたい」

 

っていうようなことを話していたことがあるんです。

 

高橋真梨子

「想い出はひかりの中」

作詞:高橋真梨子、作曲:久保田利伸

 

この曲の映像が見つからなかったのですが、実は高橋真梨子さんご自身が歌うより先に、久保田利伸さんがコンサートでちらっと歌ってくれて、それで知ったんです。

「歌詞はよくわからないんですけど、こんな曲を高橋真梨子さんに作ったんですよっ」

って。
いい曲だなぁと思ったので、思わず高橋真梨子さんのアルバムも買ってしまいました(笑)正直、彼女にあまり関心はなかったのですが、「想い出はひかりの中」を聴きたかったんです。

 

まとめ

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1.久保田利伸さんが楽曲提供している歌を紹介しています。

2.松田聖子さんへはシングル「白い月」。声量や音域に限界を見せ始めた聖子さんの歌唱力を最大限に発揮させる、私的には神業的楽曲です。

3.田原俊彦さんにはシングル「It’s BAD」。RAP調の歌で難しい歌ですが、今聴くとトシちゃんはとても上手です。

4.中森明菜さんには「BLONDE」のB面曲「清教徒(アーミッシュ)」を書いています。B面ながらリズムが効いていてかっこいい曲です。これは久保田利伸さんが「Cry on your smile」を歌っていた頃に発売されています。

5.中森明菜さんには久保田利伸さん以外で隠れた名曲「ロンリージャー」があります。こちらはEPOが作詞も作曲も手がけています。「ミ・アモーレ」のB面でしたが、当時明菜さんが最も気に入っていた曲と聞いた事があります。

6.高橋真梨子さんへの提供曲は「想い出はひかりの中」。曲を提供しています。

 

 

隠れた名曲と言えば、松田聖子さん、中森明菜さんにはまだまだ沢山ありますね。”え?こんな人が提供してたの!?”というような作品。

そんな曲を紹介する機会も作りたいと思っています。

桜を舞台にしたこんな歌、知ってますか?

咲く羅ーSAKURAー /ゑり音

 

往き交い過ぎ行く巡る季節の風の中で

この坂 桜雨 並木道に降り注ぐ

流れる時はいつからどこから誰の元に

私の明日はまだ見えない坂の上から

らららら歩いてゆく刹那の時刻迎えにゆく

この両手天高く広げながら

らららら手のひらに降り積もりし桜雨

花びらの重なりは時を映す

らららら歩いてゆく刹那の時刻迎えにゆく

この両手天高く広げながら

らららら手のひらに降り積もりし桜雨

花びらの重なりは時を映す

咲く羅の絨毯

桜の季節に

作詞/作曲 ゑり音 2009年

 

 

この音源はスタジオで試し録りしたもので、まだ未発表の曲です。

この歌の舞台は 伊豆高原 です。

伊豆高原には立派な桜並木が坂になっていて、上の方まで続いています。

さくらのトンネル

とも呼ばれています。

山の上の方には、泉郷伊豆高原ホテルがあり、そこへの途中にはプールなんかも見えます。

 

満開の桜の中を歩くと、絶え間なく桜が散って、まるで歌舞伎の舞台で、雪が降るシーンのように、実に奇麗に桜が雨のように見えます。

 

一度だけ、大嵐の中を歩いたことがありました。

しかも満開の桜の季節に、、、です。

雨も降れば桜も降る、雨も舞えば桜も舞い、雨に打たれりゃ桜も泣くっていうような、雨と桜のどんちゃん騒ぎ的光景でした。

傘は役に立たず、来てるものも持っていたショルダーもびしょ濡れ状態となってしまいました。

 

晴れでも雨でも

その桜のトンネルを通る度に、時間の経過を感じます。

未来はこの坂の上にあり、過去は今この坂を昇っている時に作られる。

だから、私は未来という過去に向かって歩いているんだ。

という、実感を得ることが出来るんです。

 

そんな想いを書いたのがこの 咲く羅 という曲となったのです。

 

櫻の園/松田聖子

この歌は 作詞:松本隆 作曲:大村雅朗 によるもの。

このコンビでみなさんがご存知の曲と言えば『Sweet Memories』です。

 

作曲者の大村雅朗さんは1997年に46歳の若さで逝ってしまいました。

もともと郷ひろみの曲を手がけており、聖子さんは郷さんの紹介で大村さんと出逢ったようです。

ただ、聖子さんも大村さんも同じ福岡出身で、しかもご自宅がとても近かったそうで、聖子さんはとても信頼なさってたみたいです。

それを感じることができるエピソードがあります。

 

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ある日、福岡の自宅にいた聖子さんは、ちょっとしたことから家族と喧嘩をしてしまい、その勢いで家を飛び出してしまいました。

向かった先が大村さんのお家。

いきなり自分の家に飛び込んで来た彼女に

 

松田聖子がこんなところに来たら、マスコミが何を騒ぐかわからない!彼女を守らないと!

 

と、彼女を諭し、無理矢理自宅に帰したそうです。

 

私もバカだったわよね。でも、他にいくところが思いつかなかったんだもの

 

聖子さんは後日、そんなことを口にしていたそうです。

 

当時、松田聖子と言えばスーパーアイドル

そんな彼女が、理由はどうであれマスコミの餌食になるような行動は決して避けなければならなかった・・・

 

いやー、焦りましたよ、ほんとに

 

と大村さんはおっしゃっていたそうです。

 

OhanamiCuple

 

その大村さんが亡くなって数年後。

松本隆さんは、大村さんの

この曲をいつか聖子に歌わせたい

とずっと暖め、実現しないままにっていた曲に詞をつけました。

 

それがこの 『櫻の園』 です。

 

大村さんとのことを思い出す聖子さんは

 

今は、独りで戦っているような気がする・・・

 

と語っていました。

 

そんな背景を感じながら聴くと、また違って聴こえてくるかもしれません。

 

 

経る時(ふるとき)/松任谷由実

千鳥が淵のほとりにフェヤーモントホテルが舞台となったこの歌。

私はこの詞の中の”時間”の描き方が、たまらなく好きなんです。

 桜が散る、時が過ぎる・・・だから 経る時。

ホテルは2002年に取り壊されてしまいました。

 

千鳥ヶ淵の桜並木、水面を埋め尽くす桜の花びら。

今までありもしなかった風景が目の前に広がる。まるで描きかけの絵画のように。

桜が咲くと、もしかしたら姿も見えてくるかもしれない...

年に一度だけ、老夫婦が待っているのはあの頃の息子達なのかもしれません。

私が待っているのは、二度と戻らない、あの頃の私なのかもしれません。

歌詞はこちらへ

 

 

京都物語/梶原秀剛

 

『京都物語』と聞くと原坊こと原由子さんが有名ですよね。

でも私はこちら、私が愛して止まない、梶原秀剛さんの『京都物語』をお送りします。

 

梶原さんの代表曲は、中森明菜さんへの提供曲『月華』や、火曜サスペンス劇場主題歌『体温』など。

もしかしたらカラオケで歌ったことがある、って方、いらっしゃるかもしれませんね。

 

この曲『京都物語』は、梶原秀剛さんがシンガーソングライターとしてデビューした時に作った曲。

最初はもっとスローでギター弾き語り曲だったらしく、CD化の際にはご本人としてもかなりイメージが違った仕上がりになったようです。

アレンジは井上鑑さん。

梶原さんは京都の大学に通っていたことから、京都はほぼ地元に近い存在だったみたいですね。

 

詞の内容は、遠距離恋愛ではなく、別れを選んだ恋人同士の桜舞うさよならの夜を描いています。

 

私はこの他この曲がお気に入りで、3ヶ月ほど、この曲しか聴かない時期があったほど。
私だけではなく、当時この曲に衝撃を覚えた方も少なからずいらっしゃったようですよ。

 

いよいよ、京都の桜が奇麗に見える季節となります。
京都の持つ、静かな情熱が、この曲から感じられて仕方ありません。

 

まとめ

桜をモチーフにした曲とその裏話の紹介をしました。

私、ゑり音のオリジナル曲「咲く羅」

伊豆高原の「さくらのトンネル」を舞台に描いた曲です。

 

・松田聖子『櫻の園』 

故大村雅朗さんが、生前「聖子さんに歌って欲しい」と書いた曲。大村さんの死後、松本隆さんが詞をつけ故人を追悼しています。

 

・松任谷由実『経る時』

千鳥ヶ淵を舞台に描かれたこの曲は、桜とともに、時間や時代の経過を見事に描いた曲です。

 

・梶原秀剛『京都物語』

京都の夜に別れて行く恋人同士の姿を描いた曲。京都のお花見に、もしかしたら彩りを添える曲になるかもしれません、、、